汚れた衣類などをクリーニング店に預けて、作業完了後に受け取りにいく──言葉にしてしまうと簡単ですが、忙しい日々の暮らしのなかで時間を見つけて、一連の段取りをこなすのは、なかなか面倒なもの。厚手のコートやジャケット、布団といったカサのあるアイテムであれば、店舗に運び込んだり、持ち帰ってきたりするのも重労働でしょう。
そんなクリーニングにまつわる手間や労力から解放されたいときにおすすめしたいのが、“宅配型トランクルーム”であるminikura(ミニクラ)の「クリーニングオプション」。モノを預けるついでに、衣類や寝具をクリーニングしてもらえるサービスです。
今回は、布団の保管やクリーニングに悩まされてきた担当ライターが、実際にクリーニングオプションを利用してみた様子をレポート形式でお届けします!
目次
布団の手入れや保管、面倒ですよね?
秋冬用の布団を春夏用の布団に入れ替える、といった寝具の交換は衣替えと同様、季節の変わり目に欠かせない作業のひとつ。
洗える寝具は洗い、洗えない寝具はしっかりと天日干ししてからしまう……とタイミングに応じて手入れを頑張ってきたわけですが、正直、かなり面倒くさい作業です。
こなすべき工程について考えるだけで少し憂うつになってきますし、できることなら最低限の労力で済ませたい。だから、本当は洗ったほうがいい夏用の掛け布団やタオルケットなどを、天日干しするだけで収納してしまうなんてことも、ときにはありました。
家で洗うのが面倒であれば、クリーニング店に持ち込んでキレイにしてもらうという選択もありますが、それはそれで手間がかかります。自分で持ち運びせず、クリーニング店の宅配サービスを利用するのも一案ながら、費用もバカになりません。
どんな手段を選択するにせよ、布団のケアや収納にまつわるアレコレは、長年、非常にアタマの痛い懸案事項だったわけです。
そんな私に、まるで福音のごとくもたらされたのが「minikura(ミニクラ)の『クリーニングオプション』で布団を洗ってみては?」というアドバイスでした。minikura(ミニクラ)に布団を預ける際、クリーニングも追加して、キレイな状態で保管してもらう、と。「布団の洗濯、保管に関わる面倒ごとをすべて任せられるから、とても便利ですよ」なんて聞いてしまっては、やはり気になるじゃないですか。
よし、さっそく試してみましょう!
MONOプランのラージボックスに布団を収める
minikura(ミニクラ)のウェブサイトで調べてみたところ、クリーニングオプションが使えるのは、「MONOプラン」と「クローゼットプラン」。預ける予定なのはセミダブルベッドで使用していたダブルサイズの掛け布団(タテ210cm×ヨコ190cm)なので、MONOプランのラージボックスを利用するのがよさそうです。
ちなみに、minikura(ミニクラ)のラージボックスのサイズは「タテ45cm×ヨコ68cm×高さ38cm」。目安として「掛け布団シングルサイズ1枚」と提示されているので、箱に収まるかどうかは、ひとまずラージボックスが届いてから検証することにします。
「マイページ」の「ボックスの取り寄せ」から、MONOプランのラージボックス送付を依頼。最短で届く申し込み翌日夜を指定しました(ボックスの発送依頼から到着までの期間は、申し込んだ時間帯や地域により異なります。筆者は都内在住です)。
指定した日時に、ラージボックスが到着。「ラージ」を謳うだけあって、なかなかの大きさです。
今回預ける布団がこちら。ダブルサイズの掛け布団なので、2つ折りの状態でも、それなりの大きさがあります。果たして、ラージボックスに収まるでしょうか。
ボックスを組み立てて、4つ折りにした布団を入れてみます。う~ん、スッポリとは収まりませんね。
さらに半分の大きさになるよう、箱のなかで畳んでみましょうか。一見すると、布団が溢れてフタが閉まらないように映りますが、布団がかなり空気を含んでいるので、もっと小さくできそうです。布団内の空気を逃がすように、上から軽く押し込んでみます。
おっ、だいぶコンパクトになってきましたね。これならフタが閉められそうです。
やった! ボックスのフタが閉まりました~。ラージボックスの収容量、侮りがたし!
(編集部注:ライターさんには頑張って箱詰めしていただきましたが、ふとん圧縮袋を使うともっと簡単にボックスに収めることができます。小さめの布団なら2枚入れることもできます。)
ガムテープでしっかり封をしたら、続いてマイページから集荷を依頼しましょう。メニューの「預け入れ」から「ボックス預け入れ」を選択。あとは画面表示に従ってタップorクリックしていくだけで、サクサクと手続きが進んでいきます。具体的には「①ボックス選択」→「②ボックス情報入力」→「③入力内容確認」→「④完了」の4ステップで集荷依頼は完了です。
なお「②ボックス情報入力」では、ボックスごとに任意の名前を付けることができます。今回は「掛け布団ダブル」と入力しておきました。
指定した日時に、宅配業者のスタッフが集荷に来てくれました。minikura(ミニクラ)の保管倉庫に旅立っていく布団を見送ります。
入庫が完了したら、クリーニングを申し込み
ここまで読んで「クリーニングの申し込みはどうするの?」と疑問に感じた方もいるかもしれませんね。実は筆者も、ボックスを預け入れるタイミングでオプションサービスを申し込むのだと思っていました。
オプションサービスはボックスが保管倉庫に到着し、入庫が完了してから(保管がスタートしてから)マイページ上で申し込めるようになります。MONOプランの場合、入庫前にボックス内のアイテムを1点ずつ写真撮影するので、倉庫到着後、5営業日前後経って「入庫完了(マイページ上のステータス表示は『お預かり中』)」が通知されてからクリーニングを依頼する流れです(なお、倉庫の混雑状況によっては、入庫完了までにさらに日数を要する場合もあります)。
さあ、布団を収めたラージボックスについて「入庫完了」の通知が届いたので、マイページを確認してみましょう。メニューの「ボックスリスト」欄で、当該のボックスを選択します。
おぉ、ちゃんと布団の写真が表示されました。ステータスも「お預かり中」になっていますね。続けて、布団の写真をタップorクリックすると……。
アイテム別の詳細ページが表示されました。「クリーニングを申し込む」から手続きを進めていきましょう。画面の案内に沿って必要情報を選択していくだけなので、なにも難しいことはありません。
はい、これで預けた布団がクリーニングに出されました。minikura(ミニクラ)のウェブサイトにあるヘルプセンターで確認したところ「クリーニング完了の目安は、お申し込みから約3週間後です」ということなので、のんびり待つことにします。なお、クリーニング中のアイテムは作業完了後、再び倉庫で保管が始まるまで取り出すことができないので、余裕を持って依頼するほうがよさそうです。
クリーニング済みの布団を取り出す
3週間ほど経過し、「そろそろクリーニングが終わるころかなぁ」とぼんやり考えていた頃合いで、「クリーニングが完了しました」というメッセージが届きました。
もともと、季節の変わり目で布団を入れ替え、しばらくは押入れにしまっておくつもりだったアイテムをminikura(ミニクラ)に預けた形です。このまま倉庫に託しておき、肌寒くなってから取り出せば問題ないのですが、どうしても仕上がりが気になってしまいました。クリーニングが終わったばかりですが、マイページのメニュー欄「取り出し」から荷物の返送手続きをおこないます。
申し込み翌日には保管倉庫から発送され、その翌日には自宅に荷物が到着です。
どんな感じで箱に収まっているのか。開けてみましょう。
クリーニング済みの布団が圧縮袋に入れられ、ずいぶんコンパクトになって戻ってきましいた。これなら家の押入れにしまうときも、場所を取りませんね。
袋には「抗菌加工済」を証明するシールも貼付されています。これなら長期間保管する際も安心。布団がキレイになって戻ってきたので、大満足です。
手軽でコスパも良好! minikuraの布団クリーニング
今回、minikura(ミニクラ)のオプションサービスを使って、初めて布団をクリーニングしてみたわけですが、その手軽さには本当に驚かされました。
家から一歩も出ずに、スマホやタブレット、パソコンからすべての手配が完了。ボックスに布団を収めて宅配業者に託すだけで、保管やクリーニングといった面倒ごとが一挙に片付いてしまう──このシンプルさや解放感は、一度覚えてしまうと、かなりクセになります。身体もまったく疲れませんし、なにより気持ちにゆとりが生まれます。そうした解放感やゆとりを味わえるだけでも、コストをかける価値は十分あるように感じました。
これまで「布団を宅配クリーニングに出してしまえばラクだろうけど、ちょっと贅沢かもなぁ」「サボりすぎかなぁ」と二の足を踏んできたのですが、こんなことなら、もっと早くminikura(ミニクラ)に布団を預けて、クリーニングオプションを利用すればよかった。素直にそう思った次第です。
ここでクリーニングオプションの費用について整理しておくと、布団は4,400円、毛布・タオルケット・敷きパッド・枕は2,000円、シーツ・布団カバー・枕カバーは1,100円です。どれも税込価格で1点あたりの料金になります。なお、料金はサイズに関係なく、すべて均一です。さらに補足すると、今回、布団の取り出し時にかかった返送費用は1,320円でした。
ちなみに、クリーニング店に自分で布団を持ち込んでみた場合、宅配クリーニングを依頼した場合の一般的な相場を調べてみたところ、前者は5,000円~6,000円、後者は8,000円~1万円程度の費用がかかるようです。布団のサイズが大きくなれば、これよりもさらに高くなる可能性もあります。
そうした他サービスの諸条件を踏まえると、minikura(ミニクラ)のオプションサービスで布団をクリーニングしてもらうのは、かなりお値打ちといえるかもしれません。
あえてデメリットを挙げるとすれば、一般的なクリーニングと比べて、仕上がりまでに多少時間を要する可能性があること。もっとも、minikura(ミニクラ)に布団を託す場合は、倉庫でしばらく保管してもらう前提で預けるケースが大半だと思うので、クリーニング作業の所要時間についてはそれほど問題にならないでしょう。
布団の手入れや保管の手間から解放されたい──そんなときは「minikura(ミニクラ)のMONOプランで布団を預けて、クリーニングオプションを選択する」という方法をぜひ検討してみてください。
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