季節の変わり目を迎えた折、どうしても避けられないのが衣類の整理。とくに、寒い時期から温かくなる時期には厚手のアウターや、かさばる冬物衣類の収納場所を確保しなければならず、整理がなかなかはかどらないもの。

加えて「しまう前にクリーニングに出しておきたい」となると、クリーニング店に持っていく手間、引き取りにいく手間のことを考えて、ますます億劫になってしまうものです。

そんな「衣類の収納場所に困っている」「クリーニングが大変」という2つのお悩みを一挙に解決できるサービスがあるのをご存じですか? “宅配型トランクルーム”であるminikura(ミニクラ)が提供している「クリーニングパック」です。

そこで今回は「クリーニングパック」の概要を紹介しつつ、担当ライターが実際に冬物衣類を預けてみるまでの様子をお届けしましょう。

目次

  1. 衣類のクリーニングや片付けのストレスから開放されたい!
  2. 「クリーニングパック」に預ける際の留意点とは
    1. 「お問い合わせ」フォームからminikuraに質問してみた
  3. 専用の不織布バッグを取り寄せて、さっそく箱詰め
  4. マイページから集荷を依頼し、発送。あっという間に片付け完了!

衣類のクリーニングや片付けのストレスから開放されたい!

「そろそろ陽気もよくなってきたし、冬物衣類を片付けよう!」

そう勢いづくものの、「コート類はクリーニングに出してから片付けたいけど、ダルいなぁ」「そもそも、収納場所はどうしよう。スペースは確保できるかな。クローゼットの整理、面倒だなぁ」などと後ろ向きな考えばかりが次々と浮かび、なんとなく放置してしまう。そうして、夏を迎えるころになってようやく「さすがにマズい」と、慌てて片付けをはじめる──これが、春先から初夏にかけての恒例行事(!?)でした。

「片付けなきゃ」と思いながら、冬物衣類でパンパンになったままのクローゼットの惨状を横目でやり過ごすのって、思いのほかストレスなんですよね。ずっと宿題を放置しているような感覚といえばわかりやすいでしょうか。毎年、暑くなってから慌ててコートをクリーニング店に持っていき、大汗を流しながら冬物を整理しようとするのがイケナイ。だから、もっと面倒になる。それはわかっているんですよ。でも、億劫なものは、億劫なんですよねぇ。

今年こそ、そうした不甲斐ない状況から脱却したい。そう考えていたところで、助言されました。「minikura(ミニクラ)のクリーニングパック、使ってみたらどうですか?」と。ほうほう、そんな手がありましたか。軽く調べてみたところ、確かによさそう。

サービスの概要を整理すると、こんな感じ。

「クリーニングパック」プランの主な特徴

●「高品質のクリーニング」と「6カ月間の保管」がセットになった、洋服専用の外部保管サービス。1パック(専用の不織布バッグ1箱)につき最大10点まで衣類を収納できて、費用は6カ月間で1万2,100円。

●預けた衣類はminikura(ミニクラ)の施設に到着後、1点ずつ写真撮影されて、高品質のクリーニングが施される。クリーニングが済んだら、24時間体制で空調管理されたminikura(ミニクラ)の堅牢な倉庫で大切に保管される。その際、たたんだ状態での保管か、吊した状態での保管かも選択可能(申し込み時に選ぶ)。

●マイページで預けた衣類の画像を確認できるから、「あのコート、どこにしまったっけ?」などと混乱することもない。6カ月の預け入れ期間中であっても、1点単位から取り出し可能。

●クリーニングを担当するのは、業界内でも信頼の厚い専門業者。洗いからシミ抜き、仕上げに至るまで、アイテムに応じたケアを経験豊富なスタッフが施してくれるから安心。

いやはや、まさに自分が求める条件がすべてそろっているようなサービスじゃないですか。不織布バッグに衣類を詰めて、集荷に来てもらうだけ。それで、あんなにも面倒だったクリーニングの預け&引き取り、クローゼットの整理から開放されるのですから。

「クリーニングパック」に預ける際の留意点とは

「クリーニングパック」に衣類を預けるにあたり、minikura(ミニクラ)のウェブサイトにある「ヘルプセンター」で、同プランの詳細をさらに調べてみました。留意しておきたいポイントは以下のとおり(ヘルプページの記述を転載)。

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■クリーニングパックプランのお預け点数について

1箱につき保管できる上限は10着までとなります。
11点以上含まれていた場合、1点につき税込935円のクリーニング代が発生いたします。

上限を大幅に超えて預け入れした場合、追加の保管料が発生いたしますので、枚数上限内での預け入れをお願いいたします。
コート等の厚手の衣類を入れられた場合、1パックが10点に満たない場合がありますが、いずれの場合も、1箱あたりのサービス料金は変わりません。

※スーツ上下セットの場合、それぞれ1着ずつカウントするため、2点として取扱います。
※フードやベルトなどの付属品は、ファスナー、ボタン、ベルト通しなどに留めてある状態であれば、1点として取扱います。
※クリーニングは、撮影完了後(入庫通知後)に行っています。クリーニング中(入庫通知から2週間程)はお取り出しができません。
※クリーニングができない衣類が含まれていた場合、お客様にご連絡の上、そのまま保管させていただきます。サービス申し込み料・取り出し料等に変更はございません。

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さらに調べを進めていくと、通常のクリーニングでは対応できないアイテムがあることもわかりました。

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■クリーニングパックプランがご利用できない衣類について

minikuraのクリーニングパックプランは、衣類のお預けが可能です。

衣類以外のもの(寝具、靴、鞄、小物類など)は、ボックス保管プランにて別途お預けいただけますようお願いいたします。
衣類以外のものが入っていた場合は、お客様にご連絡の上、返送またはボックスプランに詰め替えてお預かりいたします。その際の返送料や詰め替えの際の手数料はお客様負担となりますので予めご了承ください。
お預けになった衣類が、通常のドライクリーニングだと品質の劣化等の恐れがあるものだった場合は、お客様にご連絡の上、そのまま保管させていただくか、特殊クリーニング対応(有料)となります。
以下、通常のドライクリーニングではお取り扱いができない衣類の一例です。

【別途取扱いとなるブランド・衣類例】
・モンクレール
・マッキントッシュ
・デュベティカ
・ロエベ
・ヘルノ
・カナダグース
・タトラス
・シャネル、エルメス等の高級ブランド品
・上記以外の高級ブランド品と同等に扱う必要のある衣類
・衣類洗濯タグが全て「不可」となっている衣類
・上記以外でも、品質劣化を招くと弊社が判断させていただいたもの

※クリーニングパックプラン内に保管のみの衣類があった場合でも、パック料金に変更はございません。
※特殊クリーニング対応が可能な衣類につきましては、通常クリーニングをお申し込み後、お客様に別途ご連絡いたします。
※特殊クリーニングは、全てお見積もりとなります。

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今回、自分が預けようとしているのはコートやジャケットなどが中心。上記のようなブランドアイテムはありませんが、ダウンを用いたものもあるので、すべて通常どおりに扱ってもらえるのか少し不安になってきました。衣類に付いている洗濯タグ(洗濯表示)も確認してみたのですが、正直なところ「クリーニングパック」で対応できるのか、イマイチ判然としません。

「お問い合わせ」フォームからminikuraに質問してみた

「気にせず預けてしまって、大丈夫かな?」なんて悶々としていても時間が過ぎるばかりなので、minikura(ミニクラ)のマイページにある「お問い合わせ」フォームから質問してみることにしました。

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【こちらから送った文面】

ご担当各位
お世話になっております。
いま、「クリーニングパック」の利用を検討しているのですが、関連していくつか質問がございます。
以下、列記いたします。

1)「クリーニングパック」の料金内で実施されるクリーニングは、ドライクリーニングのみなのでしょうか? 洗濯表示で「ドライクリーニング不可」になっている衣類は、水洗いや手洗いでクリーニングしていただくことはできますか?

2)ダウンジャケットは基本的に「クリーニング対応不可」になると考えておくほうが適当でしょうか?

3)仮に通常のクリーニング対応不可となった場合、その衣類はクリーニングしない状態で、所定の期間保管されることになりますか? それとも、そのアイテムだけ返送されることになりますか?

以上、ご回答いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

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平日深夜にフォームから文面を送ったところ、翌日には回答が到着。

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○○ ××様

いつもminikuraをご利用いただき、誠にありがとうございます。
寺田倉庫minikura担当の△△と申します。

お問合せ頂きました内容につきまして順にご案内申し上げます。

1)基本的にドライクリーニングでの対応となりますが、ドライクリーニング不可の衣類につきましては洗い表示に基づき、水洗いなど衣類にダメージのない方法にて対応をいたします。

2)ダウンジャケットもクリーニングを承っておりますが、お品物を確認し通常のクリーニング対応が適切でないと判断された場合は別途特殊クリーニングのご案内をさせていただくことがございます。

3)クリーニング不可品は返送のご要望がない限りはそのままお預かりいたします。

その他ご不明点などございましたら改めてお問合せ頂けると幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

寺田倉庫minikura担当 △△

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なるほど、納得です。問い合わせフォームを使ったのは今回が初めてでしたが、minikura(ミニクラ)のサービスに関連して疑問などがあり、「ヘルプセンター」で確認してもわからなかった際には、気後れすることなくフォームから問い合わせてみると解決が早そうです。

専用の不織布バッグを取り寄せて、さっそく箱詰め

疑問が晴れたところで、さっそく「クリーニングパック」に申し込んでみましょう。
inikura(ミニクラ)のマイページから、専用の不織布バッグの送付を依頼します。

画面の案内に従って進むだけで、一連の手配はあっさり完了。今回、申し込みの翌日にはminikura(ミニクラ)から不織布バッグが発送され、その翌日には自宅に到着しました(私は都内在住)。

けっこうコンパクトですね。基本的にはポスト投函の形で配達されます。では、開梱してみましょう。

小さく折りたたまれた状態で、不織布バッグが出てきました。なお、バッグ側面の透明ポケットにクロネコヤマトの発送伝票が収められていますが、こちらはクロネコヤマトの宅急便を使ってminikura(ミニクラ)に送りたいときに用います。その場合、自分でヤマト運輸に集荷を依頼するか、自分で営業所などに持ち込む形になります。

全体を開いて、ファスナーを閉めた状態がこちら。参考までに、2リットルのペットボトルを置いてみました。なかなかの大きさです。正確には、タテ・ヨコ・高さがそれぞれ40cmの立方体になります。公式には「薄手のジャケット約10枚」が入れられるとなっているのですが(重量は20kg以内)、今回はコート類が中心なので、どれだけ入れられるか試してみましょう。

ベッドの上に預け入れたいアイテムをゴソッと出してきました。それでは、不織布バッグにどんどん収納してきますよ。

できるだけコンパクトにたたんで、ホイホイと詰めていくと……。

ダウンジャケット2点、フード付きコート2点、ダウンコート1点が難なく入りました。まだ少し余裕があるようです。追加で収めてみましょう。

薄手のダウンジャケット1点、フリースジャケット1点が入りました。う~ん、そろそろ頃合いですかね。フタがちゃんと閉じるか試してみましょう。

はい、問題なくフタも閉まりました。中身がダウン類なので、フタを閉めた後にジワジワとふくらみ、バッグの表面が多少デコボコと盛り上がってしまいましたが、ギュウ詰めにしたわけではないので衣類に余計な負荷はかかっていないと思われます。

今回、不織布バッグに詰めたのは、こちらの7アイテム。これらがクローゼットからなくなるだけでも大助かりです。気温の高い時期、まったく使うことないコート類がクローゼットにかかっていても、単なる“場所ふさぎ”にしかなりませんからね。しかも、肌寒くなるころにクリーニングされた状態で戻ってくるのですから、実にラクチン。

マイページから集荷を依頼し、発送。あっという間に片付け完了!

梱包が終わったところで、さっそく集荷を依頼しちゃいましょう。minikura(ミニクラ)のマイページから「ボックス預け入れ」ページを開きます。

今回、手続きをしたのは正午前だったのですが、同じ日の夜の集荷に間に合いました。「20時~22時」の枠で依頼します(このあたりは、地域により違いがあると思います)。

預け入れページには、不織布バッグに任意の名前を記入できる欄があります。今回は「コート・ダウン」と記入しました。

画面の案内に従い、スマホの画面をタップしていくだけで、これまたあっさりと手配完了。その後、指定した時間にminikura(ミニクラ)指定の配送業者(Scatch!/スキャッチ)が荷物を引き取りに来てくれました。

コートなどが詰まった不織布バッグが無事に旅立っていくのを見送り、一連の手続きは終了。あっさりしたものです。利便性、スピード感ともに文句ありません。自宅のソファやベッドなどでリラックスしながら、スマートフォンやタブレット、パソコンを介してチョチョイと手続きするだけ。それで面倒な冬物衣類の整理やクリーニングから開放されるのですから、タイムパフォーマンスだけでなくストレスの軽減効果もバツグンです。もっと早く利用すればよかった──つくづくそう思いました。

ということで、今回はここまで。次回(後編)は、預けた衣類の画像をマイページで確認したり、実際にアイテム単位で取り出してみたりといった預け入れ後の使用感のほか、「クリーニングパック」に関連する各種情報などをまとめていこうと考えています。お楽しみに!

後編はこちらから!https://minikura.com/article/report/821/

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

minikuraとは

誰でも簡単に収納場所を増やせる宅配型トランクルームです。

  • 手軽に使える

    1箱320円/月~利用しやすい料金。お申し込みからお預け入れまで自宅で完結。

  • 預けた後も便利

    必要になった時の取出しやクリーニングもスマホやPCで楽々お申し込み。

  • 安心の保管環境

    1950年創業の寺田倉庫が運営。
    美術品、ワイン保管で培った保管品質をご提供。

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高品質クリーニングと6ヶ月保管がセットになったクラウドクローゼット。
預かる前にクリーニングするから清潔な状態で保管できます。
洋服撮影付きで、1点ずつ取り出しもできます。

月額保管料
12,100円/6ヶ月
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