引っ越しや単身赴任などの理由で荷物を長期保管したい、収納スペースが足りないなどの悩みを解消できるのが、荷物の預かりサービス(トランクルーム)です。
一口に荷物の預かりサービスといっても、保管方法や料金体系、契約期間などに違いがあり、利用目的に合わせた選択が重要です。
今回は、荷物預かりサービスの基本情報や種類ごとののメリット・デメリット、利用時の注意点について、詳しく解説します。荷物整理の効率化に、ぜひお役立てください。
目次
荷物預かりサービス(トランクルーム)に関する基本情報
最近では、便利な荷物預かりサービスが増えています。その中で特にメジャーなのは、倉庫を使用した保管サービス、「トランクルーム」です。
ただし、トランクルームにも種類があるため、自分に合うサービス選びが欠かせません。
ここからは、荷物の預かりサービスの概要や種類についてご紹介します。
荷物預かりサービスとは?
荷物預かりサービスは、料金を支払って荷物を預けられるサービスのことで、さまざまな形態があります。
長期の保管サービスは、月ごとに保管料がかかる場合が多いです。一般的にはレンタルするスペースの広さや、預ける荷物量や大きさなどから月額料金が算出されます。
荷物預かりサービスの種類
荷物預かりサービスは、「一時預かりサービス」と「長期預かりサービス」の2種類があります。
・一時預かりサービス
一時預かりサービスは、1日~数週間程度の短期間で、荷物を一時保管できるサービスのこと。主に、引っ越し業者や運送業者、ホテルや空港のサービスセンターなどが有料サービスとして提供していることが多いです。
旧居から新居に引っ越す前に、転居先の片付けが終わる間や仮住まいに住む場合など、一時的に荷物を保管したい場合に役立ちます。また、スーツケースや手荷物などを指定のお店や鉄道駅に預けることができるサービスもあり、旅行時やイベント時に便利です。
・長期預かりサービス
長期預かりサービスとは、数ヶ月や1年など、長期的に荷物を預けられるサービスのことです。具体的には、トランクルームやレンタル収納スペース(物置シェアサービス)などが挙げられます。
長期預かりサービスは、以下のような利用事例で活用できます。
- 自宅の収納スペースが狭い
- 引越し先の住所が決まっていない
- 荷物保管用のスペースを別の場所に持っておきたい
- リフォーム中の家財を保管したい
- 引越し時に退去日と入居日の期間が空いてしまう
トランクルームは、月ごとに支払いを行うのが一般的で、最低利用期間が設定されている場合が多いため、短期間の利用では追加料金が発生することがあります。事前に利用条件を確認することが大切です。
レンタル収納サービス(物置シェアサービス)は、荷物を預けたい人と、保管場所を提供している個人や提携業者をつなぐシェアリングサービスです。希望期間についての相談や見積もりに親切に対応してもらえる一方で、個人間の利用にはトラブルのリスクもあるため、サービス内容を慎重に確認する必要があります。
荷物預かりサービス(トランクルーム)のメリット・デメリット
さまざまな荷物預かりサービスをご紹介しましたが、長期的に荷物を保管するなら荷物を倉庫に預けられるトランクルームが便利です。
トランクルームには「屋外型」「屋内型」「宅配型」の3種類があります。それぞれに特徴があり、目的や預けたい荷物に合わせて最適なサービスを選択することが重要です。
ここでは、屋外型・屋内型・宅配型トランクルームのメリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説します。
屋外型トランクルーム
屋外型トランクルームは、運搬のためのコンテナや海上コンテナを改装した収納スペースであり、屋外に設置されている室内型のレンタル倉庫です。
・メリット
車の横付けが可能なため、荷物の搬出・搬入がしやすいことがメリットです。屋内型と比べて、屋外型は大きなサイズの荷物でも保管できることがほとんどで、引っ越し時の大型家具や家電、バイクなどを収納するのにも向いています。また、屋内型に比べて、料金は比較的安いことが多く、小さめの保管スペースであれば数千円から利用できる場合もあります。
・デメリット
屋外にあることから、外気の影響を受けやすく、保管環境が安定しにくいのがデメリットです。また、多くの屋外型トランクルームには、空調が付いていないことが多く、カビやサビが発生するおそれもあります。衣類やソファや布団などデリケートな素材のモノの保管には、あまり向いていません。
屋内型トランクルーム
屋内型トランクルームは、主に屋内にあるマンションやビルの一室などを区切った場所を貸し出している保管スペースです。
・メリット
空調やサーキュレーターが設置され、部屋の温度や湿度が一定に保たれているため、良好な環境で荷物を保管しやすく、カビやサビの発生リスクが低く、デリケートな荷物の保管にも適しています。部外者は立ち入れない仕組みになっていることが多く、セキュリティ面でも安心です。
・デメリット
建物の入口から自分に割り当てられたスペースまで離れている場合があり、荷物の搬入・搬出が手間になることがあります。多くの施設では1区画あたりの面積が限られており、大きな荷物の保管にはやや不向きです。
また、屋外型や宅配型に比べて利用料金が高く、保管料の相場は月額数千円から数万円程度です。契約時に初期費用(事務手数料や鍵代、管理費用など)がかかるケースもあります。
宅配型トランクルーム
宅配型トランクルームは、段ボールに詰めた荷物を業者が集荷し、自宅から宅配便で預けられるサービスです。
・メリット
宅配業者が荷物を配送するため、自分で荷物を運ぶ必要がなく、作業に時間や手間がかからないのがメリットです。一般的には、利用者自身がスマホやアプリを使って、オンラインで荷物を管理できます。
また、保管倉庫は、防犯カメラやセキュリティ設備が整っていることが多く、スタッフ以外は立ち入れないため、安全性が高いのが特徴です。
料金相場が低く、1箱あたり500円以下で保管できるプランもあります。
・デメリット
多くの宅配型トランクルームには指定の段ボールがあり、入らないものは基本的に預けることができません。家具や家電などの大型の荷物を預けたい場合は不向きです。また、通常は荷物の取り出し送料がかかるため、頻繁に使うモノは預けないほうがいいでしょう。
長期で荷物預かりサービス(トランクルーム)を利用する際に確認すること
長期で荷物預かりサービス(トランクルーム)を利用する際は、以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
- 保管期間はどのくらいか
- 荷物量とサイズはどのくらいか
- 温度や湿度の影響はあるか
これらを確認しておくことで、荷物預かり費用の削減やトラブルを防ぐことにつながります。
●どの程度の期間保管するのか
預ける期間の長さによって、最適なトランクルームやプランは変わります。長期で保管する場合は、年間にかかる支出が増えるため、金銭的に無理のないプランを検討しましょう。
また、トランクルームによっては、荷物の出し入れに料金がかかる場合もあります。あらかじめ必要な時期や回数を想定し、計画的に預けることが重要です。
●預ける荷物の量とサイズはどのくらいか
荷物の量やサイズに応じて最適なサービスを選ぶことが必要です。たとえば、家具やバイクなどの大型の荷物なら屋外型、段ボールに入るサイズなら宅配型など、適切な選択を心掛けましょう。
大きな荷物を預ける際は、施設の出入り口を問題なく通り抜けられるかを事前に確認しておく必要があります。また、車を使って運搬する場合は、駐車スペースの有無や預け先までの距離もチェックしておきましょう。
●温度や湿度の影響を受けやすい荷物か
熱や湿気で劣化しやすく、こまめなお手入れが必要な荷物の保管には、預け先の環境がとても重要です。保管環境の影響を受けやすい荷物の一例は、家電やカメラ、楽器、衣類、布製品などです。
これらのアイテムを預ける際は、空調設備がきちんと整っているかどうかや、温度や湿度の影響を受けにくい保管環境かどうかを確認しましょう。
また、定期的にメンテナンスを行いたい場合は、保管中でも自由に荷物の出し入れができるかも確認しておきましょう。荷物の出し入れに制限を設けているトランクルームもあるため、注意が必要です。
長期の荷物預かりサービスなら、安心安全のminikura
今回のコラムでは、長期で利用できる荷物の預かりサービスを種類別にご紹介しました。
長期の荷物保管に適したトランクルームを活用することで、収納の悩みも解消されやすくなります。
特に、宅配型トランクルームの「minikura(ミニクラ)」は、保管に加え、クリーニングや片付けサービスなども充実しており、部屋を整理整頓したい方やモノを長持ちさせたい方にもおすすめです。
minikuraは、預ける物を写真で管理できるプランがあり、何を預けたのかを忘れてしまう心配がありません。。シーズンオフの衣類やアウトドア用品など使用頻度の低いモノを保管したり、引っ越し先ですぐに使わないモノを預けたりと、活用方法はさまざまです。
初期費用や預け入れ時の送料、ボックス代金は無料。月々の保管料は320円(税込)〜とリーズナブルな料金設定のため、気軽に利用できます。
申し込みや荷物の預け入れ・取り出しのもすべてオンラインで完結でき、即日手続きが可能です。預け入れ時は専用BOXや自宅にある段ボールに荷物を梱包し、集荷を予約するだけでOKです。取り出し時も、関東エリアであれば最短翌日に届けてもらうことも可能です。1年以上預けるとBOXの取り出し料が無料になるのも魅力の一つ。
minikuraを運営する寺田倉庫のトランクルームは、関東運輸局からトランクルーム認定の第1号を受けています。セキュリティ体制は万全で、倉庫内は専門スタッフにより24時間365日、温度28℃以下・湿度65%以下での管理が徹底されています。BOXサイズは4種類もあり、ハンガー保管できるプランもありバリエーションがあるので預けるモノの大きさに応じてサイズを選べます。
長期でも安心して預けられるminikuraを利用して、荷物の悩みをすっきり解消しましょう。