部屋を片付けたい気持ちはあるけど、事情があって捨てられない、収納場所がない……。
ゆるミニマリストの私も、同じように悩んでいましたが、モノを捨てずに部屋が綺麗になる方法を見つけました。
そのとっておきの秘策は、箱にモノを詰めて送るだけの宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」に預けることです。
利用するか迷っている人のために、私がminikura(ミニクラ)を申し込むことにしたきっかけから、プラン選択、申し込み完了までの手順をレポートします。
同棲生活でゆるミニマリストに危機
私は元々、20代の頃から都内にある賃貸マンションの1Kで一人暮らしをしていました。新宿から電車で約10分、最寄駅からは徒歩2分ほどの場所ということもあり、部屋は6畳の小ぶりなサイズ。
あるとき片付けブームの影響で無性にモノを減らしたくなり、テレビもソファも手放し、狭いながらもスッキリした空間に満足した毎日を送っていました。
その後は都内を離れ、国内を旅しながら働き、海外旅行のスーツケース分の荷物とダンボール1箱分の本とともに暮らす、ゆるミニマリストとなりました。
2021年冬、そんな気ままな一人暮らし生活に終止符を打ち、神戸でドイツ人のパートナーと暮らすことになり、35歳で初の同棲生活がスタート。
彼も神戸に来たばかりだったため、最初は部屋に冷蔵庫もなかったのですが、徐々に家電や生活用品、趣味の登山グッズなどをそろえ、みるみるうちに収納スペースを使い果たしてしまいました。
正確にいうと、家電や日用品以外では、彼のモノが70%以上を占め、空きスペースに自分のモノをなんとか詰め込んでいる状態。
収納スペースが少なく、クローゼットも二人暮らしには狭かったため、着なくなった服やリュック、サドルなどをダンボールに入れたまま放置していました。
さらに、エスプレッソマシーンやホットプレートの空箱に、夏に1回着ただけの浴衣や小物がベッド下を占領……。
ゆるミニマリストだと自負していましたが、日に日にイライラするようになり、「もう限界や!」と奮起して、モノを減らす大作戦を決行しました。
スッキリした部屋を作る方法を3つ考えてみた
そこで収納スペースが少なくても、モノを減らし、スッキリした部屋を作るための対策を考えてみました。
まず第一に考えたのは、シンプルに余分なモノを捨てること。
もう着なくなった服や小物類を捨てようと思いました。しかし、ただ捨てるのは環境に良くないため、この案は却下。
次に思いついたのは、フリマアプリで売ることでした。今まで何十回も売ったことがあり慣れているのですが、実際にやるとなると、手間がかかり時間も労力も奪われます。
まだ二人分の家事に慣れず、複業フリーランスの私は、通常の仕事だけでもてんてこまい。これ以上、心の余裕をなくしたら、彼にイライラをぶつけてしまう…… 。
残る方法は、彼に「自分のモノを片付けて」と頼み込むこと。しかし、育った国や環境も違えば、価値観も違うから、”無理強いはやめておこう”と決めました。
私がminikuraデビューすることにした理由
「どうしよう。このままモノに埋もれて生きていくしかないのか」と半ば諦めモードに入っていたとき、元同僚から「minikura(ミニクラ)」の存在を教えてもらいました。
トランクルームは聞いたことがあったけど、箱に詰めて送るだけでモノを預かってくれるなんて、なんて画期的なシステムだろう、と感動したのを今でも覚えています。
しかも予想よりはるかにリーズナブルな料金。一番小さい箱であれば、月額320円(税込)から預けられるとは。毎月クラウドサービスに650円払っているから、同じようにサブスク感覚で利用できます。
初期費用や預けるときの送料は、なんと無料。1年未満であれば、取り出しに送料がかかるものの、トランクルームに預けても移動時間と交通費がかかるため、そのことを思うとお得です。
しかも撮影ありのプランなら、ヤフオクに出品できるサービスも利用できます。minikuraが梱包や発送などの面倒な手続きをしてくれるそう。
行動もミニマルにしたい私にとって、「手間」が最大の敵。minikuraのヤフオク出品サービスは、そんなめんどくさがり屋の救世主です。
いち早くモノを減らすため、早速minikuraデビューしてみることにしてみました。
スマホから3分くらいで申し込みできた
まずはスマホからminikuraのWebサイトを開き、右上の「はじめる」をタップして会員登録します。
私は「Googleで登録」にしましたが、メールアドレスやFacebookでも登録可能です。
名前・生年月日・性別・メールアドレス・住所・電話番号を記入して会員登録は完了。1分くらいで終わります。
あとは「マイページ」からプランと箱のサイズを選んでいきます。
フリマアプリで売ろうと考えていた衣類やリュックは、ヤフオク出品サービスを使うため、「MONOラージ(撮影あり)」に入れることにしました。
浴衣や浴衣帯、小物一式には「HAKO ワイド(撮影なし)」、仮住まい用のエアベッドとシーツカバーや枕は「HAKO ラージ(撮影なし)」を選択。
続いて、クレジットカード情報を入力します。
プランの確認をして、申し込みが完了しました。
プランさえ決まっていれば、会員登録から申し込みまで3分から5分ほどでできます。
箱の大きさに迷ったら
申し込み自体は簡単なのですが、実際は「どの大きさの箱を選んだらいいかわからない」と迷ってしまうところ。箱が大きければ余ってしまうし、もったいないと感じるかもしれません。
数字に弱い私は、頭の中が一瞬フリーズしましたが、“もし箱が大きければ他に預けられるモノを見つけ出せばいい”と発想を変えてみました。
余裕を持ったサイズを選んでおけば、モノが箱に入りきらなかったという事態も避けられます。「少しくらい余ってもいい」と気楽に構えてるくらいのほうが、心の余裕をなくさずに済むかと思います。
ということで、minikura(ミニクラ)を初めて使う初心者さんは、「余裕」があるサイズがおすすめです。