
たくさん滑走したあとのスキー板、使いっぱなしのまま収納していませんか? 翌シーズンに取り出したら、錆びてしまっていた。こんな事態にならないように、スキー板をしっかりメンテナンスして、正しく保管・収納する必要があります。
今回のコラムでは、スキー板のお手入れ方法と保管時の注意点、収納アイデアをご紹介します。冬本番の今だからこそ、スキー板の収納を見直してみましょう。
目次
スキー板を保管する際の注意点

スキー板の寿命は、保管前のお手入れと保管場所の環境が大きく左右します。「どうせ来年また汚れるから」とそのまま放置してしまうと、簡単には元に戻せない状態になってしまうこともあります。
価格の高いスキー用品だからこそ、お手入れは欠かせません。ここでは、スキー板の保管方法に関する注意点をご紹介します。
スキー板を放置するとどうなる?
スキーをした後、スキー板に付いた雪は、溶けて水になります。水が付着したまま放置すると、スキー板のエッジが酸化して錆びやすくなってしまいます。
また、3月以降の比較的温暖な時期以降、多くのスキー場で雪面に撒かれる「硫安(りゅうあん/硫酸アンモニウム)」という薬品も、スキー板を劣化させる原因の一つです。硫安は周囲の熱を奪う性質があります。これを利用して雪の温度を下げ、表面を再凍結させて雪質を硬く引き締めることで、雪の状態を維持するために広く使われます。しかし、硫安は金属を錆びさせる作用があるため、スキー板についたまま放置するとすぐにエッジが錆びてしまうので、注意が必要です。
スキー板の保管を避けるべき場所
スキー板の保管に適さないのは、以下のような場所です。
- 湿気の多い場所
- 温度変化が激しい場所
- 直射日光が当たる場所
湿気の多い場所
湿気の多い場所にスキー板を置くと、錆やカビの原因になります。風雨にさらされるベランダや庭の物置、地面からの湿気が多い地下室や土間、浴室の近くや脱衣所に置くのは避けましょう。
温度変化が激しい場所
気温が変わりやすい場所は、ビンディング(スキー板とスキーブーツを固定する金具)の劣化や、板の歪みにつながります。たとえば、外気温の影響を受けやすい屋外の物置やガレージ、玄関、夏場に高温になりやすい車のトランクなどです。
直射日光が当たる場所
日光によって、スキー板の反り、色褪せのリスクがあります。リビングや窓際、サンルーム、カーポートの下は、ガラス越しでも紫外線が届くことがあるため避けましょう。湿気に弱いスキー板やスノーボード板は、室内保管が基本です。納戸やウォークインクローゼットに収納すれば、より良い状態で保管できます。
スキー板を収納する前のお手入れ方法

スキー板をメンテナンスするタイミングは、シーズン中とシーズン後の両方です。特にシーズン後、長期保管する前は、丁寧にお手入れすることが重要です。ここでは、自宅で行うメンテナンス法と、プロに任せたほうがよいケースをお伝えします。
シーズン中(スキー直後)
短期的な保管であっても、毎回必ずお手入れをすることが大切です。スキーから帰宅した後は、スキー板をそのまま放置せずに、乾いたタオルや雑巾を使って、汚れや水分をしっかり拭き取ります。
水分を拭き取ったら、2枚のスキー板は重ねず、並べた状態で壁に立てかけておきます。なるべく暖かい部屋に置き、1〜2日ほど自然乾燥させると安心です。完全に乾燥させてから、スキーケースにしまいましょう。
シーズン終わり(長期保管前)
スノーシーズン後は、長期保管前のお手入れを念入りに行いましょう。板を酸化から守るため、以下のようなメンテナンスを行う必要があります。
- クリーニング
- 保護ワックスがけ
- チューンナップの検討
- ビンディングの調整
クリーニング
まずは、シーズン中と同じ方法で汚れを落とします。スキー板全体、特にエッジの水分、雪、汚れを水拭き・乾拭きし、完全に乾燥させます。シーズン中に付着した古いワックスの残りや汚れは、専用クリーナーやブラシでしっかり取り除きましょう。
保護ワックスがけ
ベースワックスまたは保管用のワックスを厚めに塗ります。アイロンで溶かして塗るタイプのホットワックスが理想です。ワックスを塗ってから保管することで、板の滑走面とエッジを空気中の湿気やそれに伴う酸化から守ることができます。
チューンナップの検討
エッジの丸まり、滑走面の傷や白化(ケバ立ち)が見られる場合は、スキーショップでのチューンナップを依頼します。チューンナップとは、スキー板の滑走面やエッジのメンテナンスのことで、性能を高めるために重要な工程です。多くのスキーショップでは、保護ワックス仕上げを選ぶことができます。
ビンディングの調整
バネの劣化を防ぐために、ビンディングの調整も欠かせません。保管前には、ビンディングの解放値(DIN値)を最も緩い設定(最小値)に戻しておきましょう。
スキー板の収納アイデア

趣味専用のストレージがあれば理想的ですが、収納スペースが少ない場合は難しいものです。そんな場合でもちょっとした工夫で、大きいサイズのスキー用品もすっきり保管できます。次は、スキー板を上手に収納するための3つのアイデアをご紹介します。
おしゃれに飾る「壁面収納」
壁にディスプレイしながら保管したい方には、スキー板専用のハンガーラックやダブルフックを使った壁掛けオーガナイザーがおすすめです。縦の空間を使う整理システムのことで、長さのあるスキー板も収まります。フックにスキーポールをかける収納も可能です。
玄関や廊下の壁などに、専用の金具やフックを取り付けて、板を垂直に吊り下げるタイプもあります。スキーマウントハンガーとも呼ばれ、専用ホルダーによって板が壁に密着。スキー板が床につかず、省スペースでありながらスタイリッシュに収納可能です。
ただし、木製のフックは耐荷重に欠けるため、丈夫で耐久性のあるスチール製や金属製が適しています。スキー用品以外にも、スノボ用品、スケートボード、ソリ、ガーデンツール、アウトドアグッズ、自転車などさまざまなアイテムの収納に使えます。
賃貸住宅の場合は、壁に穴を開けずに天井から設置できる突っ張り棒を使ったラックや、石膏ボード用のピンフックを壁に取り付けて収納が可能。自分でDIYするなら、ホームセンターで購入できる有孔ボードや、2×4材(ツーバイフォー材)と突っ張り金具を組み合わせると収納しやすくなります。
視界に入りにくい「隠す収納」
「できれば板を視界に入らない場所に片付けたい」という人には、隠す収納が適しています。
クローゼットや押入れ収納
クローゼットの端や、押入れの上段・下段の空いたスペースに、スキー板を立てかけたり、寝かせたりして収納します。その際、ほかの衣類や布団の湿気を吸わないように、スキー板専用の収納ケース(バッグ)に入れるのが理想です。また、傷防止のためインナー付きのケースを選び、除湿剤や乾燥剤もケースに入れておきましょう。ポールやヘルメット、ゴーグルなどの道具をまとめて収納したい方には、自立式のオールインワンの収納ラックが便利です。
ベッド下収納
収納付きベッドの引き出しや跳ね上げ式のスペースは、板の長さに合いやすく、保管場所に向いています。収納のないベッドの場合は、スキー板収納ケースに入れ、キャスター付きの収納棚や平台車に乗せてからベッド下に移動させると、必要な時に取り出しやすくなります。
自宅に収納スペースがないときの「トランクルーム」
自宅にスキー板の置き場がどうしても見つからない場合や、スキーウェアやスキーブーツを自宅外にまとめて収納したい人には、トランクルームの利用がおすすめです。特に室内で荷物を保管できる屋内型のトランクルームは、スキー板を預けるのに最適です。屋内型トランクルームの多くは、空調設備を備えており、温度や湿度を管理しているため安心して保管できます。一方、屋外型のコンテナタイプのトランクルームは空調設備がない場合が多く、夏は高温多湿になるので、スキー用品の保管にはあまりおすすめできません。
また、トランクルームは他のものと一緒に預けるのであれば良いのですが、スキー道具一式だけを預けるために借りるのはスペースが余ってしまい現実的ではありません。
長持ちさせたいスキー板は、minikuraで快適収納

そんなときに役立つのが、宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」。ダンボール1箱から預けられる便利な収納サービスです。特にスキー板の保管には、minikura「大型プラン」が最適です。
大型プランは、スーツケースやスキー用品、季節家電、アウトドア用品など、大型のアイテムを保管できるこの秋に登場した新しいプランです。このプランでは、専用ボックスを使用せず、そのまま保管することが可能なので、お持ちのスキーバッグに入れた状態で預けることができます。
(リンクはこちら)https://market.kuronekoyamato.co.jp/market/MarketTopAction_doInit.action
ただし、スキー板の場合、専用ボックスに入れる代わりにスキーバッグの上からヤマト運輸指定のスキー板・スノーボードカバーをかける必要がありますのでご注意ください。専用カバーはヤマト運輸のサイトで販売されています。(リンク)
スキー板にカバーをかけて、minikuraのマイページから大型プランを申し込めば、あとは宅配便の集荷を待つだけです。申し込みはマイページの「ボックス預け入れ」から、「自宅のボックス・大型アイテム」を選択し、個数を選択すればOK。
大型プランには180サイズと200サイズの2つのプランがありますが、倉庫に荷物が到着した後に倉庫側でサイズ計測し、最適なプランが選択されるようになっているので、サイズを自分で測る必要はありません。
minikuraは100万箱以上の保管実績があり、1950年創業の寺田倉庫が運営しています。24時間365日、季節に合わせた温度・湿度のコントロールを行っており、どんな季節でも快適な保管環境が保たれています。シーズンオフの間も大切なスキー用品を安心して預けられます。
預け入れも取り出しも、スマホから簡単に依頼できます。宅配便を利用するから、荷物の持ち運びは不要。全国どこにでも配送してもらえるため、旅行先に直接届けることも可能です。
思い出が詰まった愛着のあるスキー板。minikuraに預けるという選択肢で、より長持ちさせましょう。
