
SNSやネット記事でよく見かける「捨て活」。モノを手放すことで、部屋がすっきりすると同時に、心のゆとりが生まれます。さらに普段の掃除も楽になり、居心地のいい空間を維持しやすくなります。
とはいえ、実際に捨て活を始めてみると、思うように整理整頓が進まず、途中で諦めてしまうこともあるでしょう。この記事では、途中で捨て活に挫折しないために、自分でできる3つのステップをご紹介します。
目次
Step 1:まずは「心の準備」から始めよう

捨て活がうまくいかない理由は、心の準備ができていない段階で、片付けの作業を始めてしまうことにあります。途中で片付けの理想を大きくしすぎたことに気づいたり、なかなか捨てられない自分に落ち込んだりすることで挫折する可能性が高まります。
そのため、物理的な作業に入る前に、まずは「完璧主義にならない」「自分を責めない」といったマインドセットを持つことが大切です。捨て活がうまくいくマインドセットを身につけるコツは、目標設定を小さくし、片付けのハードルを下げること。そうすることで、気持ちの負担が減り、捨て活が楽しくなって軽やかに行動できるようになります。
捨て活のハードルを下げる具体例をご紹介します。
- 1日5個だけ手放す
- 1日10分だけ片付ける
- 今日は◯◯だけ片付ける(モノのジャンル別に捨てる)
ここでのポイントは、無理なくできるかどうか。1日5個捨てるのが難しければ、1日1個に調整するなど、心理的なハードルをできるだけ下げましょう。目標設定が小さければ、疲れているときでも取り組みやすくなり、歯磨きをするように、捨て活が習慣化されていきます。
Step 2:「捨てる」以外の選択肢も視野に入れて仕分けする

実際の捨て活を始める前に、捨てるモノの基準を決めておきましょう。基準があることで、「いる(捨てない)」「いらない(捨てる)」の判断がスムーズにでき、時間の節約にもなります。
捨てる基準例は、下記が挙げられます。
・1年以上使っていないモノ
・2つ以上同じモノがある場合はいずれか片方
・将来使う可能性が低いモノ
事前に、ゴミ袋とビニールシートを用意しておきましょう。「いらない」に該当するモノは、ゴミ袋へ。そのまま置いておくと、気持ちに迷いが出てしまうためです。また、ビニールシートに仕分けしたいモノを並べることで、自分が何をどれくらい持っているかを把握できるようになります。
迷うモノは、それぞれ空き箱やカゴにまとめ、見えやすい場所に一時的に置きます。そして期限を設定し、それまでに処分するかどうかを決めるようにしましょう。「いる」に該当するモノは、それぞれ置き場所に戻します。
ただし、思い入れが強いモノは、捨てる基準に当てはまったとしても捨てる決断ができないこともあるでしょう。そんな思いから「迷う」に該当するモノは、無理に捨てる必要はありません。迷いながら無理やり捨てると、「捨てるんじゃなかった」と後悔してしまいます。モノを手放す方法は、「捨てる」に限らず、「売る」「譲る」「寄付する」といったさまざまな選択肢があります。
・フリマアプリで売る
・リサイクルショップに持っていく
・家族や友人に譲る
・寄付団体や施設に寄付する
まだ使えるモノをリサイクルさせることで、罪悪感なく、モノを気持ちよく手放せます。
Step 3:きれいな状態を「維持」するための仕組みづくり

捨て活の後によくあるのは、きれいになった部屋がまたモノで溢れかえってしまう状態です。片付いた部屋をキープするには、「リバウンド」させないためのルール作りが肝心です。
まずは、モノの定位置を決めます。定位置とは、いわばモノの住所です。日用品や小物など細々したモノは、収納ボックスや仕切りを使って、定位置をつくりましょう。定位置がわかっているだけで、使ったらすぐに戻す習慣ができ、きれいな部屋を保ちやすくなります。
買い物のしすぎを防ぎたい方には、一つ買ったら一つ手放すルール「ワンインワンアウト」が効果的です。たとえば、服を1着買ったら、古い服を1着捨てます。このルールを守ることで、収納スペースに入る分だけを所有できます。
そのほかにも、収納スペースにモノの量を合わせることも大切です。クローゼットで使用するハンガーの数を決めたり、ケースやチェストに入る分だけに留めたり、収納するモノの量を一定にします。これらのルールを取り入れ、モノが増えない仕組みをつくりましょう。
「捨てる」ことが苦手なあなたへ。プロに頼るという選択

「捨てる」という作業は、気力も体力も使います。特に自分で捨てようとすると、捨てるかどうかの判断が難しいと感じる方もいるでしょう。特に思い出の品や誰かからもらったモノを捨てるときは、さらに心理的なハードルが高くなるものです。
そんな時に頼れるのが、宅配収納サービス「minikura(ミニクラ)」が提供する「お片付けサービス」です。プロの整理収納アドバイザーが実際に自宅を訪問し、片付けを提案・実施してくれるサービス。事前にカウンセリングを行い、理想の暮らしやライフスタイルに合わせた、オーダーメイドの片付けプランを立ててくれるのが魅力です。単なる片付け代行に留まらず、自分で片付けがしやすいように収納も工夫してくれます。自力では挫けそうになる捨て活ですが、プロのサポートで決断がしやすくなり、片付けがスムーズに進みます。
モノが多くて困っている人や収納が足りない人には、minikuraの宅配収納サービスもおすすめです。宅配収納サービスは、箱に荷物を詰めるだけで、自宅に居ながら荷物を預けられる便利なサービス。必要であれば、整理収納アドバイザーがminikuraの梱包もしっかりサポートします。
「無理に捨てない」捨て活を。minikuraのトータルサポート

今回のコラムでは、捨て活に失敗しないための3つのステップを解説しました。捨て活は、捨てることだけが目的ではありません。minikura「お片付けサービス」では、「無理に捨てない」捨て活もおすすめしています。
どうしても捨てることが難しい場合は、minikuraの保管サービスを活用できます。「迷うモノ」を一時的に手放し、心の整理をするための手段として、保管サービスはとても効果的です。
思い出の写真や子どもの成長記録、お気に入りの服など、捨てられないモノを外部に預けることで、自宅にも心にもゆとりが生まれます。MONOプランであれば、minikuraのマイページから、預けたモノを写真付きで確認できるため、預けたまま、モノの整理を検討することも可能です。
minikuraのトータルサポートで、捨て活のお悩みを根本からすっきりさせませんか?確かなスキルを持つベテランスタッフが、お一人おひとりの気持ちに寄り添いながら、質の高い片付けを提供します。ぜひお部屋をきれいに整えて、心にゆとりのある暮らしを実現させましょう。

