気づけばどんどん増えていく、子どものおもちゃ、衣類、工作作品……。子ども部屋の片付けは難しいとされる場所ですが、他の部屋とは違う、大切なポイントがあります。

子どもの立場に立って収納場所をつくったり、子どもが片付けの習慣を身につけられるよう工夫したりすることが重要です。今回は、子ども部屋の整理整頓をスムーズに行うために、収納のアイデアや片付けを習慣化させるコツをご紹介します。

目次

  1. 子ども部屋が散らかりやすいのはなぜ? 
    1. 子どもの成長とともにモノが増えるから
    2. 遊び場としても使われるから
    3. 収納スペースが限られているから
    4. 片付けの習慣がまだ身についていないから
  2. 子どもが自分で片付けやすくなる収納づくりとは
    1. 子どもの目線に合わせた収納を選ぶ
    2. シンプルで分かりやすい収納にする
    3. ジャンルごとに収納を分ける
    4. 収納に役立つアイテムを活用する
    5. 成長に合わせて収納や部屋のレイアウトを見直す
  3. 子ども部屋の片付けを習慣化するポイント
    1. 親子で一緒に片付けに取り組む
  4. すぐ散らかる子ども部屋の片付け、minikuraでスッキリ解決

子ども部屋が散らかりやすいのはなぜ? 

片付けても片付けても、すぐに散らかる子ども部屋。「子どもの性格のせい?」と思われがちですが、そもそも子ども部屋は片付けが難しい場所です。まずは子ども部屋が散らかる4つの原因をご説明します。

子どもの成長とともにモノが増えるから

子どもが成長するにつれて、おもちゃや衣類、学用品などの持ち物が増えやすくなります。サイズアウトした服や使わなくなったおもちゃなどもそのままにすると、モノは増えるばかりで整理が追いつかず、部屋が散らかりがちになります。学年が変わる春休みやまとまって作業しやすい長期休暇など、定期的に子どもと不要なモノを見直し、整理する習慣を身につけましょう。

遊び場としても使われるから

子ども部屋は、学習や睡眠の場であると同時に、自由に遊ぶための役割が大きいスペースでもあります。教科書や学習プリント以外にも、おもちゃやゲーム、工作などモノが増えがちです。遊び終わった後の片付けを面倒に感じ、使いっぱなしにする子どもも多く、部屋全体が散らかりやすくなります。

収納スペースが限られているから

子ども部屋はコンパクトな間取りが多く、収納スペースが限られていることも散らかる原因です。兄弟姉妹で部屋を共有する場合や、クローゼットや押入れを共同で使う場合は、特に収納が不足しやすくなります。収納場所が足りないせいで、床や机にモノを放置すると、動線が狭くなり片付けが難しくなります。

片付けの習慣がまだ身についていないから

子どもは、成長の過程で少しずつ片付けを学びます。特に未就学児にとっては、モノを収納する場所を理解したり、自分だけで片付けたりするのは難しいこともあります。そのため、家族が片付けやすい環境をつくり、収納の場所を覚えやすいようにサポートしてあげることが大切です。

子どもが自分で片付けやすくなる収納づくりとは

まず見直したいのは、子ども部屋の収納。大人と同じ方法ではなく、子どもの視点に立ち、収納をつくることが片付けをうまく進めるコツです。ここからは、子どもが自分で片付けやすくなる収納のつくり方とアイデアをお伝えします。

子どもの目線に合わせた収納を選ぶ

収納家具の高さや奥行きによっては、子どもが使いにくいため、片付かない原因になります。収納グッズは子どもの身長に合ったサイズや、成長に合わせて調節できるモノがおすすめです。

収納場所はできるだけ一箇所にまとめ、子どもが素早く片付けられるように配置を工夫しましょう。ランドセルや毎日使うモノは、取り出しやすい机の横や入り口の近くに収納スペースを設けると、片付けの負担が減り癖づけやすくなります。

シンプルで分かりやすい収納にする

子どもが片付けやすいように、複雑にしすぎないことも大切です。「入れるだけ」「置くだけ」など、単純な動作で片付けられる収納アイテムを選びましょう。たとえば、蓋のないボックスやフックを設置して、片付けの手間を最小限に減らします。

中身が見える透明な収納ケースを置いたり、カラフルな付箋やマスキングテープでラベリングしたりすると、「どこに何を片付けるか」がパッとわかりやすく有効です。ただし、収納スペースは詰め込みすぎに注意。スペースに余裕を持たせることで、モノが増えても取り出しやすく、使い勝手が良くなります。

ジャンルごとに収納を分ける

おもちゃ、学用品、衣類、絵本など、ジャンルごとに収納場所を決めると、子どもが迷うことなく片付けやすくなります。子どもが出し入れしやすいように、モノの大きさ別に整理し、手のサイズに合った軽くて丈夫な収納ケースを使うのがおすすめです。さらに、制服やバッグ、帽子などの通園や通学グッズは、収納ボックスやハンガーラックにまとめて収納すると、朝の身支度がスムーズになります。

収納に役立つアイテムを活用する

カラーボックス

高さのあるカラーボックスは、子ども部屋では「横置き」が便利です。低学年や未就学児でも手が届きやすく、おもちゃや学用品を出し入れしやすくなります。

キャスター付きワゴン

コンパクトなキャスター付きワゴンは、収納が少ない子ども部屋にぴったりです。部屋のレイアウトを変える時や、子どもがリビングで遊ぶ時にも簡単に移動できます。

収納付きベッドや壁面棚

限られた空間を有効活用するなら、収納付きベッドや壁面収納がおすすめです。壁に棚を設けて子どもの工作作品を飾れば、見せる収納としてインテリアのように親子で楽しめます。

DIY収納

DIY収納は、子どもの成長や暮らしの変化に合わせてアレンジしながら長く使いたい人におすすめです。有孔ボードや小物の収納棚などは、ホームセンターのカットサービスを活用すれば、初心者でも手軽に設置できます。

成長に合わせて収納や部屋のレイアウトを見直す

子どもが成長するにつれ、部屋の使い方や必要なモノは変わります。入園、入学、進級などのタイミングで、収納の配置や家具の高さ、サイズの見直しが大切です。入学前の子ども部屋は、家具を低い位置で揃え、入学後は遊びの場から学びの場にチェンジ。収納ラックや本棚を設置し、すぐに片付けやすい状態を準備しましょう。

子ども部屋の片付けを習慣化するポイント

子ども部屋に限らず、片付けは習慣が大事だと言われています。子どもが楽しく片付けを習慣化できれば、子ども部屋が片付いていないことにイライラすることもなくなり親の負担も軽減します。ここでは、子ども部屋の片づけを習慣にするためのポイントを3つご紹介します。

親子で一緒に片付けに取り組む

子どもが片付けを身につけるには、幼い頃から親と一緒に片付ける習慣を重ねることが大切です。ここでのポイントは、子どもと一緒にルールを決めること。子どもが楽しんで取り組める方法で行うことで、自発性を生み出します。また、親が使ったモノを元に戻す姿を積極的に見せると、子どもは片付けを自然に学び、真似しやすくなります。

褒めてやる気を引き出す

「片付けなさい!」と怒ると、子どもは余計にやる気を失ってしまいます。片付けている姿を見かけたら、その場ですぐに褒めることを繰り返すうちに、子どもは「自分の行動が役に立った」「片付けはうれしい体験だ」と感じやすくなります。

たとえ片付けが途中でも「そこまで片付けられてすごいね」とできたことを褒めましょう。最初はうまくできなくても叱らず、「箱に入れる」「ランドセルの中を片付ける」など、褒めるハードルを下げ、子どもがやる気をなくさないように配慮しましょう。

楽しんで片付けられる工夫をする

ゲームのように子どもが楽しんで片付けられる工夫を試してみましょう。タイマーを使って何分で片付けられるか挑戦する、スタンプカードやシールを使って達成度を「見える化」するなどです。

鮮やかな色合いや、好きなキャラクターの収納ボックスを置き、見た目から片付けを楽しめるようにするのもおすすめ。兄弟姉妹がいる場合は、色やマークで持ち物を分けて収納すると、管理もしやすくなります。

すぐ散らかる子ども部屋の片付け、minikuraでスッキリ解決

今回のコラムのテーマは、子ども部屋を片付けるための収納のつくり方や習慣化のコツでした。子ども部屋は、親の判断だけで片付けるのが難しい場所です。プロの力を借りて、親子が共に納得できる部屋を目指せます。

そこでご提案したいのは、宅配収納サービス「minikura(ミニクラ)」が提供する「お片付けサービス」です。経験豊富な整理収納アドバイザーがご自宅を訪問し、それぞれの暮らしに合わせたお片付けを提案・実施してくれます。お子さんは、アドバイザーを先生として、現場で一緒に片付けながら収納を学ぶこともできるので、お子さんが一緒にいられる時間で申し込むのがおすすめです。未就学児でも中高生でも、お子さんの年齢に合わせた片付けを提案してくれるので、進学などのタイミングに親子でお片付けを学んでみるのも良いのではないでしょうか。

また、minikuraお片付けサービスは、単なるお片付け代行ではなく、丁寧なヒアリングを行いながら、片付けを伴走してくれるのが魅力です。宅配型トランクルームのminikuraが提供しているサービスなので、オフシーズンの子どもの衣類、思い出が詰まった工作作品、手放せないおもちゃなどを宅配型トランクルームに預けておくなどの方法を提案することも可能です。自宅から宅配便で荷物を送ることができるので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心。荷物の保管前に、アドバイザーが必要なお部屋の整理収納をサポートしてくれれば、一層スムーズに作業が進みます。

minikuraの保管サービスに預けた荷物は、寄付やオークションへの出品といったオプションも使えるので、手放すかどうか迷っているものを一旦預けておいて、後から必要かどうかじっくり考えるといった使い方もおすすめです。

自分だけでは時間と手間がかかる作業でも、片付けのプロと一緒に行えば、もっと簡単に整理整頓できます。ぜひminikuraを活用して、子ども部屋の片付けと収納の悩みをスッキリ解決させましょう。

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

minikuraとは

誰でも簡単に収納場所を増やせる宅配型トランクルームです。

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