トランクルームに荷物を預けたいけれど、カビが心配……。収納場所として定番のトランクルームサービスは便利な反面、カビ発生のリスクもあります。過去にトランクルームで、大切なアイテムがカビてしまった経験がある方もいるかもしれません。

今回の記事では、トランクルームにカビが発生する原因から適切な予防法、できてしまったカビを除去する方法までご紹介します。大切な荷物をカビから守りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. トランクルームにカビが発生する原因
    1. 密閉された空間で、湿気がこもりやすいため
    2. 掃除の手が行き届かず、ホコリが溜まりやすいため
    3. 湿気を吸いやすい荷物が保管されているため
  2. カビが発生しにくいトランクルームの選び方
    1. 湿度管理や換気設備が整っている屋内型のトランクルームを選ぶ
    2. 清潔さが保たれているトランクルームを選ぶ
  3. トランクルームにカビが発生するのを防ぐ方法
    1. 壁や床に荷物が密着しないようにする
    2. 除湿剤を四隅や低い位置に置く
    3. 汚れや水分を持ち込まない
    4. 換気と掃除を定期的に行う
  4. 予防しても発生してしまったら…?カビが生えてしまったときの対処法
    1. 被害の範囲を最小限に抑える
    2. トランクルーム内をしっかり換気する
    3. 荷物の素材にあわせて手入れする
  5. まとめ:トランクルームのカビが心配な方へ。大切なアイテムはminikuraに預けて安心

トランクルームにカビが発生する原因

トランクルーム内にカビが生じると、保管物にも付着してアイテムが劣化する可能性があります。保管環境や預けるモノによって、カビのリスクは異なるため、荷物を預ける前に把握しておくことが大事です。

ここでは、トランクルームにカビが発生する主な原因を3つ解説します。

密閉された空間で、湿気がこもりやすいため

トランクルームは、大切な荷物を外部の環境から守るために密閉性が高く、通気性が乏しい構造になっている傾向にあります。そのため、一度内部に湿気が入ると、空気がなかなか外に逃げません。

湿気はカビの発生源となり、繁殖しやすい環境を作り出します。日本の気候は高温多湿のため、特に梅雨や暑い季節は空気中の湿度が非常に高くなり、トランクルームの中もジメジメしがちです。

掃除の手が行き届かず、ホコリが溜まりやすいため

トランクルームは自宅の収納スペースと異なり、頻繁に足を運ばず、掃除の頻度も自然と下がりがちになるため、ホコリが溜まりやすくなります。ホコリは、カビを作る要因の一つです。放置されたホコリが湿気と合わさると、カビの栄養源になって繁殖し、荷物にダメージを及ぼす可能性があります。

湿気を吸いやすい荷物が保管されているため

湿気を吸収しやすい荷物は、カビの発生源になる場合があります。たとえば布製品の衣類や紙類、木材などです。精密機器も湿気に弱いため、パソコンやカメラ製品なども注意が必要です。

カビが発生しにくいトランクルームの選び方

トランクルームの中でも、カビが発生しにくい施設を選ぶことで、リスクを減らせます。長期保管する場合は、必ず下調べしてから、最適なトランクルームを選びましょう。ここでは、カビが発生しにくいトランクルームの選び方のポイントを詳しく解説します。

湿度管理や換気設備が整っている屋内型のトランクルームを選ぶ

トランクルームサービスには、大きく分けて「屋外型」と「屋内型」の2種類があります。屋外型トランクルームは、室外に設置され、コンテナタイプが多く見られます。

屋外型のメリットは、駐車場付きが多く車で横付けできるため、自分で荷物の出し入れがしやすいこと。デメリットは、空調設備が整っていないケースが多く、夏や梅雨の湿気がこもりやすいことです。

一方、屋内型トランクルームは、一般的にはビルや建物の中に設置されています。室内型のため、エアコンや除湿器、換気扇などの換気システムが備わっていることが多いです。温度や湿度が適切に管理され、換気設備が整っている屋内型トランクルームを選ぶことで、カビが発生しにくくなります。

清潔さが保たれているトランクルームを選ぶ

カビの発生リスクは、トランクルーム施設の清掃状態にも関係しています。施設によっては、充分な掃除が行き届いておらず、カビができやすい環境になっている場合もあります。

施設の見学が可能であれば、壁や床にカビ跡や水漏れの痕がないかを事前に確認しましょう。あわせて、防カビ処理が施されているか、定期的な点検やメンテナンスが行われているかも問い合わせておくと安心です。

トランクルームにカビが発生するのを防ぐ方法

トランクルーム内にカビが発生し、荷物にも移ってしまうと、完全に除去するのは難しくなります。特に価格が高く、デリケートな素材のモノを保管する際は、収納方法や保管場所の管理に気をつけなければなりません。

次は、トランクルームのカビを予防するための具体的な方法をご紹介します。

壁や床に荷物が密着しないようにする

収納物は壁や床にぴったりくっつけず、隙間を作り、空気の通り道を確保することが大切です。壁や床は室内と外の気温差によって、結露が生じやすくなります。結露した壁や床に荷物が直接触れていたり、床下が水漏れを起こしていたりする場合、湿気を吸い込み、カビが発生する原因になります。

カビ予防のためには、最低でも数センチは壁から荷物を離し、中央寄りに配置するようにしましょう。床と荷物を離す方法は、すのこやスチールラックの活用が便利です。通気口を塞ぐと、カビやダニが繁殖する原因になります。通気を意識した配置を心がけましょう。

除湿剤を四隅や低い位置に置く

市販の置き型除湿剤を使う場合は、四隅や低い位置に設置するとより効果的です。特に、狭く密閉された空間では、湿気は特に四隅や下のほうに溜まりやすくなります。

除湿剤(防湿剤)は塩化カルシウムが主成分で、トランクルームや押入れなど広い室内の湿気を除去したい場合に最適です。一方、衣装ケースや圧縮袋内といった狭い場所の湿気対策には、シリカゲルでできた乾燥剤がおすすめ。虫食いが心配な場合は、防虫剤も追加すると安心です。ただし、除湿剤や防虫剤は、使い切ると機能しなくなる製品も多いため、その場合は定期的に交換しましょう。

汚れや水分を持ち込まない

外から汚れや水分を持ち込まないことも、カビ対策のポイントです。特に、アウトドア用品や皮脂汚れがついた衣類、バイクなど、外で使用したものをそのまま保管するのは避けましょう。泥や汗、湿気を含んだ状態で持ち込むと、トランクルーム内の湿度が一気に上昇し、カビの温床になるためです。

冷蔵庫や洗濯機などの家電に水分や汚れが残っている場合も、カビが発生することがあります。収納する前には、必ず乾かし、汚れをしっかり拭き取りましょう。

換気と掃除を定期的に行う

荷物の出し入れがないときでも、時々ドアを開けて空気を入れ替えるように心がけましょう。トランクルームを長期間放置していると、空気が滞留して湿気がこもり、カビが発生することもあります。

あわせて、床や棚に溜まったホコリもこまめに拭き取ることで、カビのエサになるホコリが減り、繁殖リスクを抑えられます。拭き取りには、乾いた雑巾やアルコールスプレーなどを使うと効果的です。

予防しても発生してしまったら…?カビが生えてしまったときの対処法

たとえ対策を行っていても、トランクルームにカビが生えてしまうことはあります。それ以上被害を広げないためには、できるだけ早く対応することが大事です。ここからは、カビが生えてしまったときの3つの対処法をご紹介します。

被害の範囲を最小限に抑える

カビは早急な対策が大事です。カビを見つけたら、まずは周囲の荷物にどこまで影響が出ているかをチェックしましょう。カビは放置していると、どんどん増殖してしまいます。カビが付着したモノは、すぐに他の保管物から離し、別の場所で処理すると安全です。

トランクルーム内をしっかり換気する

次に、トランクルーム内をしっかり換気し、湿気を逃します。目安は15分以上。空調のドライ機能がない場合は、除湿器やサーキュレーターを使って、空気を乾燥させます。

10cm四方程度の小規模なカビであれば、市販のカビ取りスプレーや消毒用アルコールを使って丁寧に拭き取ることも可能です。作業の際、カビの胞子を吸い込んだり、肌に触れたりしないように、作業の際はマスクと手袋を着用すると安全です。カビ臭さが気になるときは、消臭剤も使用するといいでしょう。

荷物の素材にあわせて手入れする

カビが生えたモノが紙類や衣類、木製家具などの場合は、素材ごとの適切な処置が必要です。

  • 書類や本:ブラシで表面を優しく払ったあと、しっかり乾燥させる
  • 衣類:カビ部分をブラッシングし、洗濯と天日干しを行う
  • 木製品:アルコールや中性洗剤で拭き取り、乾燥させる

カビが落ちにくい、シミが残ってしまうなどの問題がある場合は、クリーニング専門業者などプロに相談するのがおすすめです。

まとめ:トランクルームのカビが心配な方へ。大切なアイテムはminikuraに預けて安心

今回のコラムでは、トランクルームにカビができやすい理由から予防策、対処法までご紹介しました。空調が整ったトランクルームであっても、荷物の管理は自分でする必要があり、カビ対策を行うのは難しいものです。

カビの心配を減らして荷物を保管するなら、宅配収納サービスの「minikura(ミニクラ)」がおすすめです。minikuraなら、宅配便を使用して段ボールごと荷物を預けられるため、面倒な出し入れも管理も必要ありません。70年以上の歴史を持つ、寺田倉庫が運営しているサービスだから安心です。

minikuraの倉庫は、充実した空調設備はもちろん、専門スタッフによる温度・湿度のコントロールが24時間365日体制で行われています。温度は28度以下、湿度は65%以下に保たれ、カビ対策も万全です。また、季節に合わせた空調管理により、快適な環境を1年中キープしています。

minikuraに預けるのにおすすめのアイテムは、衣類や布団、革製品、書類、本、DVDなどの湿気に弱いモノです。特に頻繁に使わないモノや、シーズンオフのアイテムを長期保管するのに向いています。冬物の衣類には、ハンガーに吊るしたままで保管できる「クローゼットプラン」が最適です。衣類を詰め込むことなく、取り出してすぐに清潔な状態で着ることができます。

minikuraに荷物を預ける流れは、とても簡単。スマホからすぐに始められ、申し込みも管理もすべてオンラインで完結します。料金も1箱320円から預けられるから、トランクルームよりも気軽に利用できます。

大切なアイテムをカビから守り、部屋を整理したい方は、ぜひminikuraを活用してみてください。

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

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