一人暮らし用の部屋は、1Kの間取り(一部屋とキッチンのみ)が多く、特に都心部ではクローゼットが小さめで服の収納が足りないことがよくあります。
しかし、一人暮らしは自由度が高いため、自分の工夫次第で、より快適に過ごせる部屋を作ることが可能です。
今回は、収納が足りない場合でも服をすっきりしまう収納術と便利な収納グッズ、よくあるお悩みの解決法についてお答えします。
目次
一人暮らしの部屋で服の収納場所が足りないときはどうする?
一人暮らしの部屋では、備え付けクローゼットだけが収納スペースということも少なくありません。生活雑貨やストック類を収納すると、どうしても服の収納場所が足りなくなってしまいます。
そこで、狭いスペースでも服をすっきりと整理収納するちょっとしたコツを3つご紹介します。
●着ない服を手放す
収納場所が足りないなら、まずは洋服を減らすことが先決です。そのためには、すべての服を一か所に集め、自分がどれくらいの服を持っているかを把握した上で、着ない服を手放しましょう。
手放す基準としては、例えば生地がくたびれた服、サイズが合わない服、1年以上着ていない服などが挙げられます。また、お気に入りの服や本当に着たいと思う服、着ると前向きになれる服など、自分の感覚を大切にすることもポイントです。
●クローゼット内の配置を工夫する
一人暮らし用のコンパクトなクローゼットでも、配置を工夫することで収納力が増し、すっきりとモノが収まりやすくなります。
具体的には、クローゼット内のスペースを「上段」「中段」「下段」に区切り、服の配置を決める収納方法です。これにより整理整頓しやすくなり、デッドスペースも有効活用できて収納スペースに余裕が生まれます。
【おすすめの配置例】
■上段:シーズンオフの服を収納。
クローゼット上部に服を詰め込み過ぎると、取り出すときに重さで危険ですので注意しましょう。収納用品は布製のボックスがおすすめ。
■中段:ハンガーを使って服を収納。
最も出し入れしやすい位置には、よく着る服をかけ、カラー別や丈ごとに分けると、見た目がすっきりして、どこに何があるかが一目でわかります。
■下段:小物類やシワになりにくい服を収納。
下着や靴下などの小物類、シワになりにくい服は収納ケースにたたんで収納します。空間を最大限活用するために、カラーボックスや収納ボックス、衣装ケースが使うのが便利です。
●衣装ケースやチェストは服を仕分けして収納する
衣装ケースやチェストの空間を上手に活用すれば、収納量がアップします。
例えば、服の「使用頻度」や「優先順位」、「ジャンル別」に空間を分けて収納する方法です。
ポイントは、よく着る服を手前に収納すること。また、引き出しの中に仕切りを作ると、必要な服が一目でわかり、取り出しやすくなります。
【一人暮らし向け】おすすめの収納グッズ活用法
一人暮らし用の間取りでは、収納棚を置くと部屋が狭く見えることがあります。そのため、空いている空間を利用でき、かつ嵩張らない収納グッズの活用が有効です。
ここからは、収納グッズの選び方とおすすめの実例をお伝えします。
●クローゼット内に吊り下げられる収納グッズを活用する
一人暮らし用のクローゼットは、中段に空間ができがちです。そこで便利なのが、クローゼットのポールに吊り下げられる収納グッズです。
帽子や下着、小さめのカバンなど、散らかりやすい小物や衣類を収納するのに最適です。2段や5段などに分けて収納できるため、何にどこにあるかがぱっと見てわかりやすくなります。
●ベッドの下に収納ケースを入れる
収納家具を置きすぎると、部屋が圧迫された印象になりがちです。しかし、ベッド下に収納ケースを置くことで、収納スペースが増えても部屋がすっきりした印象になります。ベッドは部屋の中で大きなスペースを占めるため、空間を上手に使うことが大切です。
収納ケースは、服を取り出しやすい引き出し型がおすすめ。シーズンオフの服やあまり頻繁に着ない服、イベント用の服などを収納するのにぴったりです。
●ハンガーラック(コートハンガー)やポールハンガーを活用する
アウターやバッグの置き場に困っているなら、ハンガーラック(コートハンガー)や細長いポールハンガーを使うと整理しやすくなります。
ハンガーラックはクローゼット内ではなく、玄関やリビング、テレビ台の横などにインテリアとして置くと、クローゼット内の収納スペースを確保しやすくなります。狭い部屋には、省スペースでスチールラックのようなシンプルなデザインのモノがおすすめ。
また、キャスター付きの可動式ハンガーラックは、好きな場所に移動できるので便利です。棚板が付いているタイプは、カバンや小物を置くのに重宝します。
一人暮らしの服の収納に関する疑問
収納が少ない部屋に一人暮らしをしていると、実家暮らしのときには気にならなかった疑問が浮かんでくることがあります。
Q.一人暮らしの場合、服はたたむべきか、かけるべきか?
Q.服が取り出しにくいときはどうすればいい?
Q.着ない服はどうすればいい?
こんなよくある一人暮らしの収納の悩みについて、解決策を解説します。
Q一人暮らしの場合、服はたたむべきか、かけるべきか?
一人暮らしの収納はスペースが限られていることが多いため、服は「ハンガーがけ」がおすすめです。洗濯物を干すのと収納を兼ねられるハンガーを使うと、乾いた洗濯物をハンガーごと取り込んで、そのままクローゼットにしまえるのでとても便利です。ハンガーがけなら、たたむ手間も省けてたたみジワの心配もありません。
Q服が多くて取り出しにくいときはどうすればいい?
大量の服の中には、季節外れのモノや購入したこと自体を忘れているモノが隠れているかもしれません。まずは、そのような服をクローゼットの奥やロフトなど、使用頻度が少ない場所にしまいましょう。
次に、1週間のうちに着る可能性が高い服を厳選し、一番取り出しやすい「ゴールデンゾーン」に置きます。ゴールデンゾーンとは、クローゼットの中央部分で最も出し入れしやすい場所のことです。取り出しやすい高さに置き、奥行きのあるクローゼットや押入れの場合は手前に収納しましょう。
また、DIYで壁面収納を作る方法もあります。フック付きのウォールハンガーを壁面に取り付けて、ジャケットやコートなどの大きいアイテムを飾ると、おしゃれな部屋に早変わり。こうすることで出勤やお出かけ前にスムーズに着替えられて、洋服収納にも余裕が生まれます。
Q着ない服はどうすればいい?
もう着ない衣類は、フリマアプリで売る、資源ゴミとして出す、寄付するなどの処分方法があります。
しかし、まだ捨てるのには気が引ける服もあるでしょう。そんな場合は、トランクルームを利用するのがおすすめです。
トランクルームは荷物の保管サービスで、数ヶ月から1年以上の長期利用ができます。シーズンオフの衣類や捨てるには惜しい服の保管するのに適しています。特に箱ごと預けられる宅配型トランクルームは、全国どこからでも気軽に利用できるのがメリットです。
関連記事:多すぎる服はどうすれば良い?整理する方法と収納時のポイント
一人暮らしで服の収納が足りない……minikuraでさっぱり解消!
今回のコラムでは、一人暮らしの方向けに、服の収納が足りない場合の対処法や収納グッズ活用アイデアをご紹介し、よくある疑問にお答えしました。
工夫次第で服の収納力を上げることはできますが、限界があるかもしれません。
そこで出番となるのが、クローゼットからはみ出した服を預けられる宅配型トランクルームサービス「minikura(ミニクラ)」です。minikuraでは、服の保管に特化したサービスを提供しており、衣類から靴、バッグなどのクリーニングオプションも充実しています。
特におすすめの「クローゼットプラン」は、服をハンガーに吊るしたまま保管できるプランです。クローゼットを圧迫しがちな冬物のアウターやシワがつきやすいスーツ、ワンピースなど最大10点まで預けられます。さらに、オンラインで預けた服の写真を確認できるので、中身をうっかり忘れる心配がありません。
minikuraを活用すれば、衣替えも簡単です。季節の変わり目に預けていた服を取り出して、しばらく着ない服を再度minikuraに預けるサイクルを繰り返すことで、一年中クローゼットが整いやすくなります。エリア内であれば、最短翌日に荷物の受け取りができ、急な用事の際にも安心です。
利用方法はオンラインから保管用の箱を注文して、預けたい服を詰めて集荷依頼するだけ。申し込みから預け入れ・取り出しまで、すべて自宅で完結するので、忙しいビジネスパーソンにも便利です。
「服の整理が進まない!」と困っている方は、minikuraの「お片付けサービス」を試してみてはいかがでしょうか。整理収納アドバイザーが自宅に訪問し、悩みや理想の暮らしに合わせて、じっくり相談に乗りながら片付けの提案を行います。希望があれば、minikuraに預けるモノの選定や梱包もサポートしてくれます。自力で整理するのもいいですが、プロに頼ることで、もっと楽に素敵なお部屋を作れるかもしれません。
minikuraは、一人暮らしのあなたの暮らしをサポートする頼もしい相棒です。ぜひminikuraに登録して、快適な一人暮らしをスタートしませんか?