海外赴任や駐在が決まると、ビザの手配や渡航に関する手続きなど、やるべきことが山積みです。その中でも、荷物の準備は特に重要です。

国内の転勤であっても引越し作業は大変ですが、異国の地に移住するとなると、さらに気力を使うこともあるでしょう。

今回のコラムでは、アメリカに3年間在住経験のある筆者が、海外赴任や駐在時に必要な荷物や注意点、国内に残す荷物の取り扱い方法についてお伝えします。

目次

  1. 海外赴任に必要な荷物
    1. 重要なモノ
    2. 衣類・下着
    3. 電化製品
    4. 日用品
    5. 台所用品・食品類
    6. 衛生関係
  2. 海外赴任で国内に残す荷物の扱い
    1. 家族などに預ける
    2. 処分する
    3. 保管サービスを利用する
  3. 海外赴任にもっていく荷物を整理する際の注意点
    1. 国によっては持ち込めないものがある
    2. 持ち込む際に税金がかかる場合がある
    3. 赴任先の電圧を確認する
    4. 荷物の準備のポイント
  4. 余分な費用をカット!minikuraで海外赴任先に持っていけない荷物を長期保管

海外赴任に必要な荷物

海外赴任に必要な持ち物は、カテゴリーごとにリストアップすると仕分けしやすくなります。

  • 重要なモノ
  • 衣類・下着
  • 日用品
  • 電化製品
  • 台所用品・食品類
  • 衛生関係

それぞれ具体的に持っていく荷物の例もご紹介します。

重要なモノ

貴重品や重要なモノは、必ず手荷物として持っていきましょう。

  • パスポート
  • 現金、クレジットカード、プリペイドカード
  • 渡航に関する書類
  • 医薬品

医薬品については、赴任先の国や地域によって持ち込み時に許可が必要なケースがあります。英文の診断書や処方箋を提示を求められたり、持ち込む医薬品に制限があることも少なくありません。事前に厚生労働省のWebサイト※で医薬品持ち込みに関する制度を確認しておきましょう。
※厚生労働省:海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて

衣類・下着

使い慣れた衣類や下着を持っていくことで、スムーズに新しい生活や仕事をスタートできます。

  • 仕事で使う服
  • プライベートの服
  • インナー類
  • ルームウェア 
  • 運動着
  • 水着
  • 防寒着

赴任先によっては、衣類のサイズが合わない場合があります。特に欧米諸国では、日本人の体型に合う服が見つからないこともあるため、必要な衣類を一式持参することをおすすめします。

ヨーロッパやカナダなど寒い国に赴任する場合は、防寒着も持っていきましょう。日本よりも湿度が低いため、春や夏でも夜は冷えることがあります。季節問わず持っておくと安心です。

電化製品

慣れない海外生活では、日本の電化製品が役立ちます。

  • 変換プラグ・変圧器
  • 炊飯器
  • 海外対応ドライヤー・ヘアアイロン
  • ホットプレート
  • 空気清浄機

炊飯器は荷物になりますが、海外では美味しいご飯が食べられると、安心感につながります。また、日本の電化製品を海外で使用する場合は、海外の電圧に対応する製品を選ぶことが重要です。

日用品

日本で当たり前のように売っている日用品も海外では入手できないことが多々あります。日系スーパーに行けば売っていることもありますが、割高のため現地で必要になりそうな日用品を持って行きましょう。

  • 市販薬
  • 歯ブラシ
  • 衣料用洗剤
  • 洗濯ネット
  • スリッパ
  • 文房具

海外の薬は日本の製品よりも成分が強いケースがあるため、飲み慣れている薬を持っていくと安心です。市販薬であっても、念のため厚生労働省のWebサイトで持ち込みに関する注意事項を確認しましょう。

ほかにも、日本の洗濯洗剤や洗濯ネットも意外と重宝します。その理由は、海外の洗濯機は日本のように細かい設定ができなかったり、洗剤の洗浄力が強すぎたりする場合があるためです。

台所用品・食品類

海外赴任先で食生活を充実させることは、心や体の健康にもつながります。海外であると役立つ台所用品や食品をご紹介します。

  • 和食器:茶碗、箸、小鉢、魚皿
  • 調理器具:包丁、すりおろし器、土鍋、フライパンなど
  • 食品保存用品:サランラップ、食品保存用ジッパー袋やタッパー
  • 調味料のストック:こだわり素材の醤油やみりんなど
  • 乾物:わかめや切り干し大根など
  • インスタント食品:ラーメンや焼きそばなど

日本の包丁は品質が高いことで世界的にも有名ですが、海外で購入するとなると高価です。和食器や調理器具も、お気に入りのモノを持っていくことで海外転勤生活がより快適になります。海外では日本食が割高になることが多いため、ふと日本の味が恋しくなったときに手軽に食べられるインスタント食品もおすすめです。

衛生関係

衛生関係のアイテムは、肌や髪に直接触れるため、特に注意が必要です。

  • 基本的な衛生用品:ハンドソープ、ティッシュペーパー、マスクなど
  • ケアアイテム:洗顔料、化粧水、乳液、シャンプー、トリートメント、ヘアブラシなど
  • 健康関連アイテム:メガネ、コンタクトレンズ、生理用品など

人によっては海外の製品が肌に合わず、トラブルを引き起こすこともあります。特に初めて海外に住む場合は、現地の気候や環境に慣れるまでは、自分に合ったアイテムを持参するといいでしょう。

海外赴任で国内に残す荷物の扱い

持ち家に住んでいる場合、自宅で保管が可能ですが、賃貸の場合は荷物をすべて取り払う必要があり大変です。

そこで、海外赴任で国内に残す荷物の扱いについて、便利な3つの方法をご紹介します。

家族などに預ける

実家や親戚に荷物を預けることで、無理に物を処分せずに済みます。ただし、預ける荷物の量には制限があり、人の荷物を長期間預かるのは保管場所の確保や掃除が大変です。処分しきれない荷物だけを預け、相手の負担を最小限に抑えましょう。

処分する

海外に持っていけないモノや帰国後も不要なモノは、廃棄やリサイクルに出す方法がおすすめです。荷物によって廃棄方法は異なります。

たとえば、大型家具や家電は、市町村によって粗大ゴミの回収方法が異なり、回収日が限られていることもあるため注意しましょう。引き取り費用はかかりますが、リサイクル業者にまとめて回収してもらうと効率的で手間がかかりません。

保管サービスを利用する

海外赴任中は不要だれど、捨てられないモノの保管先に困ったら、トランクルームに預ける方法がおすすめです。トランクルームは自宅に収納しきれない荷物を保管するサービスです。特におすすめなのは、ダンボールに詰めるだけで気軽に預けられる宅配型トランクルーム。

なかでも、空調管理とセキュリティ体制が抜群の「minikura(ミニクラ)」を利用すれば、海外赴任中も安心して荷物を預けられます。倉庫内は温度、湿度のコントロールを24時間体制で行われているため、湿気に弱い衣服や書籍、布製品などの保管にも最適な環境です。

加えて、手続きはすべてオンラインで完結し、自宅にいながら宅配便で荷物の受け取りも発送も可能。時間を大幅に節約でき、海外赴任前の忙しい時期でも慌てずに準備できます。

海外赴任にもっていく荷物を整理する際の注意点

海外赴任先への渡航と生活をスムーズにするために、荷物を整理する際は、以下の4つの注意点を押さえましょう。

  • 持ち込めない荷物の有無
  • 税金や関税の有無
  • 電圧の確認
  • 荷物の準備のポイント

ここからは、具体的に気をつけるポイントについてご説明します。

国によっては持ち込めないものがある

事前に海外赴任の荷物が輸入禁制品に該当するかどうかを確認する必要があります。輸入規制品とは、国の法律で定められている輸入が制限されている品目のことです。具体的には、果物や野菜、生肉、乳製品などの食品類、動物の皮や毛を使った製品、動植物そのものが挙げられます。輸入規制品の条件や持ち込み不可のアイテムについての詳細は、税関や検疫のホームページにて引っ越し時の通関情報をご確認ください。

持ち込む際に税金がかかる場合がある

海外に荷物を持ち込む前に税金がかかるかどうかチェックしておきましょう。特に気をつけなければならないのは、新品の製品です。EU諸国では購入から6ヶ月以内のモノは、新品扱いされ、関税が発生します。また、一部の国では個人の家財であっても、課税されるケースがあるため注意が必要です。

赴任先の電圧を確認する

海外赴任先の電圧が異なる場合、日本の家電を持って行っても使用できない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

日本の規格の家電製品を海外で使用するには、変換プラグと変圧器が必要です。変換プラグは、現地のコンセントの形に合わせるためのモノで、変圧器は海外の電圧に変換するための器具です。変換プラグだけでは電圧を変換できないため、必ず両方を用意する必要がありますのでご注意ください。

荷物の準備のポイント

海外赴任先に持っていく荷物が決まったら、手荷物と輸送する荷物に分けて梱包しましょう。すぐに使うモノは手荷物、しばらく使わないモノは輸送に回します。

手荷物として持っていくべきモノ:

  • 生活や仕事ですぐに必要なアイテム
  • 貴重品
  • 変換プラグ
  • 充電器
  • 常備薬
  • 食料品
  • 渡航関係の必要書類
  • 1週間分の衣類

航空会社によって預け入れ荷物の容量が異なるため、スーツケースの重さに注意しましょう。

輸送する荷物には、すぐに必要ではない衣類や日用品、家電、食品、娯楽品などが含まれます。引越荷物を輸送する際は、航空便と船便が選べますが、船便は到着までに2〜3ヶ月かかることがあります。海外引越の業者に下見を依頼すると、荷物の重量やサイズに合わせて適切な輸送方法を選んでもらうことができます。

余分な費用をカット!minikuraで海外赴任先に持っていけない荷物を長期保管

今回は、海外赴任先に持っていくべき荷物と日本に残す荷物の扱い方、準備時に気を付けたいポイントについてご紹介しました。

海外への引越では、荷物の量を減らせばコストを削減できますが、「捨てずに預ける」という選択肢もおすすめです。

ご紹介した宅配型トランクルームの「minikura(ミニクラ)」を活用することで、コストを抑えながら、国内に残す荷物を長期間保管できます。初期費用や預け入れ時の送料は無料で、月額保管料は「HAKOプラン」なら320円からと非常にリーズナブルです。

さらに、minikuraのクリーニングオプションを利用すると、お気に入りの衣類や靴、バッグ、布団を清潔な状態で保管できます。写真で管理可能な「MONOプラン」や吊るし保管ができる「クローゼットプラン」の場合は、いつでもクリーニングオプションを利用可能です。

また、寄付オプションを利用すれば、赴任中にもう使わないと判断した荷物を寄付することもできます。わざわざ帰国して処分する手間が省けるのは便利ではないでしょうか。※「MONOプラン」など、撮影ありプランで1年以上保管した荷物に限ります。

■minikuraの魅力まとめ

  • コスト削減:余分な費用は一切かからず、月額320円から手軽に保管できます。
  • 最適な保管環境:24時間体制で温度・湿度をコントロール、カビの発生しにくい環境を徹底しています。
  • 便利で簡単:スマホやPCから簡単に申し込みでき、宅配便で荷物の発送・受け取りをスムーズに行えます。
  • 充実したプラン・オプション:写真撮影付きのプランやクリーニングオプション、寄付オプションなど多彩なサービスが揃っています。

海外赴任先に荷物を持っていくよりも、日本で保管することでより安心感を得られるのではないでしょうか。

費用を抑えつつ、海外赴任中の荷物を日本に残したい方は、minikuraの保管サービスをぜひ検討してみてください。

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

minikuraとは

誰でも簡単に収納場所を増やせる宅配型トランクルームです。

  • 手軽に使える

    1箱320円/月~利用しやすい料金。お申し込みからお預け入れまで自宅で完結。

  • 預けた後も便利

    必要になった時の取出しやクリーニングもスマホやPCで楽々お申し込み。

  • 安心の保管環境

    1950年創業の寺田倉庫が運営。
    美術品、ワイン保管で培った保管品質をご提供。

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HAKOプラン(撮影なし)

ボックス単位で管理可能。
季節によって使わないもの、大事にとっておきたいものをたくさん詰めてください。20kgまでなら点数制限はありません。

月額保管料
320円/月~
1年未満の箱ごと取り出し送料※
1,100円
1年以上の箱ごと取り出し送料
0円

入庫月から3ヶ月に満たないボックスのお取り出しは、通常の取り出し料金に加えて「早期取り出し料金」が発生します。
アイテム単位のお取り出しには、早期取り出し料金は発生しません。詳しくはこちら

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MONOプラン(撮影あり)

アイテム撮影付きで、1点ずつ取り出し可能。
1箱に色んなものを詰めた場合など、1点ずつ管理できるので便利です。
クリーニングやYahoo!オークション出品などのオプションもご利用いただけます。

月額保管料
380円/月~
1年未満の箱ごと取り出し送料※
1,100円
1年以上の箱ごと取り出し送料
0円

入庫月から3ヶ月に満たないボックスのお取り出しは、通常の取り出し料金に加えて「早期取り出し料金」が発生します。
アイテム単位のお取り出しには、早期取り出し料金は発生しません。詳しくはこちら

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