限られた室内空間を効率的に活用して、暮らしの質を向上させる「スペパ(スペースパフォーマンス/空間対効果」の考え方。前編では、昨今関心が高まっている「スペパ」の概要と、生活に取り入れるにあたっての基本的なアプローチを紹介しました。

後編となる今回は、実際に「スペパ」に取り組む場面で役立つ便利グッズや片付け・収納に関するテクニックなど、具体的なポイントを整理していこうと思います。

目次

  1. 「スペパ」向上に役立つ実践方法3選
  2. 「スペパ」を加速させるにはminikuraを徹底活用
    1. オプションサービスで預けたモノを有効的に再利用

「スペパ」向上に役立つ実践方法3選

前編でも触れたように、「スペパ」を実践するには「部屋の空きスペース(とくにタテ方向の余白)を有効活用する」「長らく手にすることなく放置されているモノ、使用頻度の低いモノを中心に、部屋にある既存の持ちものをできるだけ減らし、新たにモノを増やさない」といった意識を持つことがとても重要です。

それを踏まえて、具体的にどのような取り組み方があるのかを列記していきましょう。

【1】家具や家電などは多機能なモノを選ぶ

→ひとつの用途でしか使えない家具や家電ばかりを取り揃えてしまうと、次第に部屋にモノが溢れていき、スペースを圧迫していきます。

「スペパ」を重視するのであれば、注目すべきは1台で2役以上の用途をこなす、多機能な製品。たとえば、通常時はソファとして、就寝時はそれを展開してベッドとして使えるソファベッドを導入すれば、2つの家具を1つに集約できます。ソファベッドには引き出し収納を備えた製品もあるので、チェストやタンスの数を減らすことも可能でしょう。

また、脚を伸び縮みさせることができるテーブルであれば、ダイニングテーブルや作業机としても、ソファに組み合わせるローテーブルとしても、場面に応じて使い分けできます。他にも、ヨコ置きする時はローテーブルや簡易的なベンチとして、タテ置きではベッドやソファに組み合わせるサイドテーブルとして使えるコンパクトなテーブルもあります。

さらに最近は、多機能性を強化したスマートテーブルも登場。冷蔵庫、USBポート、Bluetoothスピーカー、ワイヤレス充電器といった各種機能を搭載したテーブルを導入すれば、使い方次第で大幅な省スペースに繋がるはずです。

調理器具に目を向けると、まず押さえておきたいのがマルチポットでしょう。煮る・炊く・沸かす・炒める・炊く・揚げる・和えるなど、1つでさまざまな用途に使える調理鍋です。その他、圧力調理、炊飯、無水調理、保温といった機能を1台でこなすマルチクッカー、オーブン調理やトースターとしてだけでなくノンフライ調理や低温調理も可能なマルチオーブンなど、探してみるといろいろな多機能調理器具が見つかります。これらは調理器具の数を減らすことができるので、キッチンまわりのスペース確保に役立つことでしょう。

【2】使わないときはコンパクトになるモノを選ぶ

→「スペパ」を意識した部屋づくりを進める際、家具や家電はできるだけコンパクトなモノを選択するようにしましょう。とりわけ、使わないときにはコンパクトに折りたためたり、簡単に分解できたりする製品は、収納スペースにも収めやすく、壁に立てかけるなどしても場所を取らないので、非常におすすめです。

たとえば、季節用品の定番である扇風機は、使わない時期になると収納場所に困るアイテムの代表格ですが、最近はコンパクトに折りたためる製品が出回るようになりました。

「コンパクトになる」「折りたためる」といった要素を重視して家具を選ぶのであれば、アウトドア用品も見逃せません。持ち運べることが前提のアウトドア用品は、部屋の「スペパ」にもたいへん効果的です。折りたためたり、分解できたりするテーブルや椅子であれば、必要に応じて簡単にスペースを確保できます。近年はアウトドアメーカーが手がけた座り心地のよいリクライニングチェアなども人気を博しており、屋外だけでなく部屋でも使っている人が少なくありません。

さらに、エアソファやエアカウチなど、空気でふくらませて使う家具にもさまざま製品があるので、ぜひチェックしてみてください。

【3】壁面収納を活用する

→部屋内で手つかずになっている余白、とくにタテ方向の空間を活用するには壁面収納も効果的です。たとえば、部屋の壁に天井近くまで高さがある壁面収納を設置し、そこにテレビ、本棚、チェストなど別々に置かれていた家具や家電を集約できれば、部屋が一気に広く感じられます。

壁面収納は、フレームラックやワイヤーネット(メッシュパネル)などを組み合わせて自作することもできますし、専用の家具を導入してもよいでしょう。「壁面収納」「スマート収納」「システム収納」といったキーワードでネット検索すると、さまざまな製品や収納例がヒットするので、部屋の条件や好みに合わせて選んでみてください。

なお、壁面収納を用いる場合、自分の身長を超えるような、比較的高さのある家具を設置するケースが多いので、安全対策は万全にしておきたいところ。家具と天井のあいだに突っ張り棒を設置するなどして、耐震性を必ず確保するようにしてください。また、軽いモノを上部、重いモノを下部に収めるようにすれば、万が一モノが落下してもダメージを最小限に留めることができるでしょう。

「スペパ」を加速させるにはminikuraを徹底活用

ここまで「スペパ」の実践テクニックを述べてきましたが、住まいの「スペパ」を上げるにあたり、すべての取り組みの前提になる要点があります。それは「家のなかにあるモノの量をできるだけ減らす」ということです。本当に必要なモノだけを手元に残すようにして、使っていないモノ、ほとんど手にする機会がないモノについては手放す。物理的に持ちものの量を減らさなければ、「スペパ」向上は成功しません。

とはいえ「これは大切な思い出の品だから、処分なんてできない」「基本的にはずっと物置にしまい込まれているモノだけど、年に1回くらい使うこともあるから、捨ててしまうのは惜しい」「長い時間をかけて収集した趣味のコレクションだし、いまはもう手に入らない限定品もあるから、手放すのは悲しすぎる」など、モノの背景にはさまざまな事情や思いが存在しているのも、また事実。

どうしてもモノの減量、整理整頓が捗らないときは、家の外に収納スペースを確保してしまうのも一案です。この機会に“宅配型トランクルーム”のminikura(ミニクラ)にモノを預けてしまいませんか?

minikura(ミニクラ)は、月額320円から利用できる外部保管サービス。収納場所に困っているアイテム、どうしても処分できないアイテム、季節用品など、特定の時期や場面でしか使わず、長期間しまい込まれているアイテムを、一時的にminikura(ミニクラ)に預けることができます。家の外に物置を持つ感覚でモノを預け、部屋の中を整理して「スぺパ」を向上させることができるわけです。必要なときに必要なモノを取り出せるので、スぺースを有効活用しながら快適な生活を送ることができます。

minikura(ミニクラ)の保管倉庫は、24時間体制で空調管理され、セキュリティも万全。大切な品々を安心して預けることができます。入会金や会費は一切かからず、専用ボックスの取り寄せや預け入れ時の配送料も無料。すべての手続きはパソコンやスマホ、タブレットを通じてオンラインで完結します。

オプションサービスで預けたモノを有効的に再利用

minikura(ミニクラ)にはさまざまなオプションサービスも用意されており、単に預けるだけではなく、モノの有効活用が可能です。

たとえば「Yahoo!オークション出品」では、minikura(ミニクラ)に預けたアイテムを簡単にYahoo!オークションに出品できます。出品手続きは、画面の案内に従ってカテゴリや価格を設定し、アイテムの詳細を入力するだけで完了。落札された品物はminikura(ミニクラ)の専門スタッフの手で適切に梱包され、保管倉庫から落札者へ直接配送されます。出品から発送までの一連の手続きをminikura(ミニクラ)が代行する形なので、お客さまの個人情報が開示されることもなく、安全です。

ユニークなところでは、2024年1月より始まった「寄付オプション」もぜひ注目していただきたいサービス。保管中のアイテムを各種支援プログラムに寄付できます。で、minikura(ミニクラ)がアイテムの取り出し、梱包、発送といった手続きはすべて代行し、手数料もかかりません。

※プラン、保管期間に制限があります。詳しくはこちらをご確認ください。

minikura(ミニクラ)にモノを預け入れた後、部屋のスペースや使い勝手が整った段階で保管中のアイテムを見直してみると、「これは不要だな」と判断できるモノもきっと出てくるでしょう。そのような場合は、ぜひ上述したオプションサービスを利用して、手放すことを検討してみてください。モノの減量が手間なく実現できるだけでなく、眠っているモノに新たな価値を付加することもできるわけですから、手放す際の納得感も違ってくるのではないでしょうか。

モノの片付けや整理整頓、長期保管などで頼りになるminikura(ミニクラ)は、「スペパ」向上のサポート役としても強い味方。賢く使いこなして、快適で使い勝手のよい室内空間を手に入れてください。

※記事中の画像は公開当時のものを使用しており、ロゴ、ボックス、画面構成などが現在のものとは異なる場合があります。

minikuraとは

誰でも簡単に収納場所を増やせる宅配型トランクルームです。

  • 手軽に使える

    1箱320円/月~利用しやすい料金。お申し込みからお預け入れまで自宅で完結。

  • 預けた後も便利

    必要になった時の取出しやクリーニングもスマホやPCで楽々お申し込み。

  • 安心の保管環境

    1950年創業の寺田倉庫が運営。
    美術品、ワイン保管で培った保管品質をご提供。

おすすめのプランはこちら

HAKOプラン(撮影なし)

ボックス単位で管理可能。
季節によって使わないもの、大事にとっておきたいものをたくさん詰めてください。20kgまでなら点数制限はありません。

月額保管料
320円/月~
1年未満の箱ごと取り出し送料※
1,100円
1年以上の箱ごと取り出し送料
0円

入庫月から3ヶ月に満たないボックスのお取り出しは、通常の取り出し料金に加えて「早期取り出し料金」が発生します。
アイテム単位のお取り出しには、早期取り出し料金は発生しません。詳しくはこちら

詳細を見る

MONOプラン(撮影あり)

アイテム撮影付きで、1点ずつ取り出し可能。
1箱に色んなものを詰めた場合など、1点ずつ管理できるので便利です。
クリーニングやYahoo!オークション出品などのオプションもご利用いただけます。

月額保管料
380円/月~
1年未満の箱ごと取り出し送料※
1,100円
1年以上の箱ごと取り出し送料
0円

入庫月から3ヶ月に満たないボックスのお取り出しは、通常の取り出し料金に加えて「早期取り出し料金」が発生します。
アイテム単位のお取り出しには、早期取り出し料金は発生しません。詳しくはこちら

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