一人暮らし用の賃貸物件や都会のマンションに住むと、直面するのがクローゼット収納問題。
特に服が好きなら「買い物をしたいけど、クローゼットがごちゃごちゃで荷物が入らない……」というジレンマを抱えているかもしれません。
今回のコラムでは、乱雑なクローゼットを整えるための簡単な整理術と、隙間収納に便利なアイテムをご紹介。
整理整頓が苦手な方でも荷物をすっきり整理できるコツもお伝えします。
目次
クローゼットに荷物が入らない上手く収納できない原因は?
クローゼットにモノが入らない原因を知ることで、自分の暮らしを見直すきっかけになります。
また、パンパンなクローゼットのデメリットを知ることも、暮らしを快適にするために大切です。
ここからは、クローゼット収納が上手にできない原因と荷物の入れすぎを避けたい理由をお伝えします。ぜひ整理整頓する前にチェックしてみてください。
クローゼットに荷物が収まらない主な原因
クローゼットがパンパンになる原因は、以下の3つが考えられます。
- 衣類や荷物が多すぎる
- 収納方法が不適切
- クローゼットが狭い
買い物が好きな人は、たくさんのモノを溜め込みがちです。また、空間を上手に使えず、無駄なスペースが生まれていることもあるでしょう。都市部のマンションに住んでいる場合は、クローゼットや押し入れが小さく、収納量が足りていないこともよくあります。
【関連記事】ごちゃクローゼットが変わる。二人暮らしのためのシンプル収納法
クローゼットにぎっしり荷物や衣類を入れるのを避けたい理由
ごちゃごちゃしたクローゼットは見た目が悪いだけでなく、さまざまなデメリットがあります。
■隙間なく収納すると衣類にダメージが生じやすい
パンパンのクローゼットの中は通気性が悪く湿気がこもりやすいため、カビやダニの発生につながります。さらに衣類が傷んだり、シワになったり、嫌な臭いが付く可能性もあります。
【関連記事】湿気や汚れが「カビの温床」に──押入れやクローゼットの環境を考える
■詰め込みすぎると荷物の出し入れがしづらい
必要なモノを探すのに時間がかかり、毎日の身支度や衣替えがスムーズにできません。さらに荷物を無理に重ねると、クローゼットを開けたときに、上からモノが落ちて怪我をする可能性もあります。
クローゼットを有効に使うための整理術
クローゼットのスペースを有効利用するには、以下のポイントを意識しましょう。
- 衣類や荷物を分類する
- 使用頻度に合わせて収納場所を決める
- 隙間部分を有効活用する
具体的な方法も解説します。
手持ちの衣類や荷物を分類する
クローゼットにある荷物を分類すると、必要なモノと不要なモノがわかりやすくなります。おすすめの分類方法は、「ジャンル」や「アイテム」ごとに仕分けること。
- 「ジャンル」で分類する場合:パンツ、ボトムス、トップスなど
- 「アイテム」で分類する場合:ニット、Tシャツ、靴下など
このように分類することで、「白いシャツが5枚もあるから、黄ばんでいる2枚は処分しよう」などと必要か不要かを判断しやすくなるからです。
使用頻度に合わせて収納場所を決める
収納するときは、「よく使うモノ」と「あまり使わないモノ」「たまに使うモノ・重いモノ」に分類すると、整理整頓がしやすくなります。
クローゼットの上段には、1年を通して使用頻度が少ないモノを収納します。取りにくい場所のため重いモノを置くのは避けて、羽毛布団やオフシーズン時のダウンコートなど軽めのモノを収納しましょう。
中段には、使う頻度が高い衣類やモノを置きます。日常的によく着るオンシーズンの服やアウター類はハンガーに掛け、取り出しやすさを意識するといいでしょう。
下段には使用頻度が中程度のモノや重いモノを収納します。スペースの高さや奥行に合わせた収納グッズを使いましょう。具体的には、不織布の収納袋に毛布や寝具を収納したり、チェストやキャスター付きの収納ケース、カラーボックスにたたんだ衣類を入れたり、フタ付きのボックスに帽子などの小物を収納したりなどです。アイデア次第で収納力がアップします。
クローゼットの隙間部分も有効活用する
パイプハンガーに掛けた洋服以外のスペースは、デッドスペースになりやすい場所です。例えば、洋服の下やクローゼットの端、衣装ケースと壁の間などです。アイテムを利用すれば、隙間部分が収納スペースに変わります。
次の章では、クローゼットの隙間を有効活用する方法とおすすめのアイテムをご紹介します。
クローゼットの隙間を活用できる便利なアイテム
さまざまな収納グッズがありますが、種類が多すぎて困ることはありませんか?
ここでは100円均一ショップや身近なお店で手に入る、隙間収納アイテムを厳選してご紹介します。
使い方の詳細と実例もぜひ参考にしてください。
S字フック
ハンガーラックにS字フックを掛けることで、よく使うストールやマフラーを収納できます。ベルトやバッグは大きめタイプのS字フックがおすすめです。引き出しの中に収納するより取り出しやすく、空いたスペースも有効活用できます。
ブックエンド
ブックエンドはタンスや衣装ケースに入れ、仕切り板として使えます。セーターやTシャツなど柔らかい素材の服を立てて収納するときに使うと、崩れ防止になり、取り出し時もスムーズです。
ファイルボックス
クローゼットの壁と収納ケースの間などにできた隙間にファイルボックスを置き、カバンやハンガー、丸めたタオルを立てて入れるのに便利です。インテリアに統一感を持たせたい場合は、ホワイトのファイルBOXがおすすめです。
クリアファイル
クリアファイルを工作して、崩れやすいインナーを立てたまま収納する方法があります。作り方は簡単。クリアファイルを縦半分にカットし、くるくると丸めて筒状にしたら、テープでつなぎ目部分をとめれば完成です。
クリアファイルは収納ボックスの目隠しやラベリングとしても使えます。クリアファイルにおしゃれな柄の紙を入れ、取っ手の近くに置けば、中の衣類が見えにくくなります。
突っ張り棒
衣装ケースと壁の間に突っ張り棒を設置することで、ハンガーやフックを掛けるスペースができます。シャツやパンツセットを吊るしたり、ネクタイを掛けるのに最適です。また、奥行きがあるクローゼットの後ろに突っ張り棒を2本設置すると、小さな衣装ケースを固定できます。重めの衣類を掛ける場合は、耐荷重が大きい商品を選びましょう。
メッシュネット
メッシュネット(ワイヤーネット)を簡単にDIYして、クローゼットの壁に取り付ければ、壁面収納の出来上がり。フックやクリップを引っ掛けることで、帽子やアクセサリーの吊るし収納ができます。
衣類用圧縮袋
衣類用圧縮袋は、分厚い服をコンパクトに収納するのに役立つ収納アイテムのひとつです。分厚いコートやジャケットに適しています。ただし、革製品やダウンジャケットは圧縮すると生地が傷む可能性があるため、使用は避けましょう。
クローゼットに入らない荷物を整理するコツ
狭いクローゼットの場合、荷物を収めきれない場合もあるでしょう。
クローゼットからはみ出した荷物を整理するには、以下の4つのポイントが大切です。
- クローゼットに入らないほどの荷物を持たない
- 1年以上着ていない服は処分を検討する
- 部屋のデッドスペースに収納する
- トランクルームを利用する
ポイントを詳しくご説明します。
クローゼットに入らないほどの荷物を持たない
クローゼットの整理というと、モノを減らすことに注目しがちですが、現状よりモノを増やさないことも同じくらい大切です。
スペースに対して収納できる量を把握し、それ以上増やさないように心がけましょう。
■荷物を増やさない工夫の例
- ハンガーの数を決め、その本数以上に衣類を増やさない
- 1着購入したら、1着手放す
- 何かを買いたくなったら、代用できるモノを探す
1年以上着ていない服は処分を検討する
クローゼットに1年以上も眠っている服は、今の生活に合っていない証拠です。今後も活躍する可能性は低いため、手放すことを検討しましょう。
デザインが気に入らない服やサイズが合わなくなった服がある場合も、手放すタイミングかもしれません。お気に入りの服だけを残せば、コーディネートしやすくなり、オシャレも楽しめるはずです。
■服を手放す方法の例
- 自治体の分別ルールに従って処分する
- ボランティア団体やNPO団体に寄付する
- フリマアプリ、リサイクルショップなどで売る
梱包や発送に手間がかかりますが、状態がいい服はフリマアプリに出品するといいでしょう。効率的に手放したい場合は、リサイクルショップの利用がおすすめです。
【関連記事】面倒くさがりな私がminikuraでヤフオク!出品してみた結果
部屋のデッドスペースに収納する
クローゼットに入りきらない使用頻度の低い荷物や衣類は、部屋のデッドスペースに収納しまししょう。
例えば、ベッド下や壁面を使って収納したり、省スペースのスチールラックや収納棚を置いたりなどです。他にも、自然素材のバスケットに布類をまとめれば、素敵なインテリアにもなります。収納家具やグッズに湿気や埃がたまりやすくなるため、こまめな掃除もお忘れなく。
トランクルームを利用する
自宅に収納しきれない荷物は、トランクルームの利用をおすすめします。トランクルームは荷物を保管できるサービスです。トランクルームを部屋の延長スペースとして利用すれば、普段は着ない服やシーズンオフの衣類を収納できます。
トランクルームの選び方のポイントは、空調管理を徹底しているかどうか。衣類はデリケートなため、温度や湿度の調整を行っているトランクルームのほうがおすすめです。また、宅配便で荷物の発送と受け取りができる「宅配型トランクルーム」が便利。また、保管中に衣類や布団のクリーニングサービスを受けられるトランクルームもあります。
【関連記事】クリーニングも保管も丸投げ!minikuraに服を預ける3つのメリット
minikuraでサクッと快適なクローゼット作りを
今回は、クローゼットに入りきらない荷物を整理する方法や、隙間収納に便利なアイテムをご紹介しました。
上手に整理整頓をすれば、クローゼットはきれいに整います。ただ、ある程度の物量がある場合は、巨大なウォークインクローゼットがあるお部屋でない限り、「そもそも収納が狭すぎる」という方が多いことでしょう。
無理に断捨離したり、整理整頓を頑張ったりしなくても、クローゼットの荷物をすっきりさせる方法があります。それは、宅配型トランクルームの「minikura(ミニクラ)」を活用した整理整頓術です。
minikuraは月額320円〜始められる、人気の収納サービスです。11年で80万箱以上の保管実績があり、収納のお悩みを抱えている人のための救世主でもあります。倉庫内は空調管理を24時間、365日体制で行い、最適な温度・湿度が保たれているため、デリケートな衣類の保管にも安心です。
minikuraはただの保管サービスではありません。高品質クリーニングから片付けやYahoo!オークション出品サポートまで充実したサービスやオプションがそろっています。
クローゼット収納にお困りな方は、下記のminikuraの活用例も参考にしてください。
■季節モノや布団類の保管なら「MONOプラン」
冬物の布団や毛布、シーズンオフの衣類やバッグなどの使用頻度が限られているモノは、「MONOプラン」をチョイス。「MONOプラン」は写真で管理でき、1つから取り出しができ、クリーニングオプションも利用可能な万能プランです。
■シワをかけたくない洋服には「クローゼットプラン」
たたみ保管向きではない素材の洋服やアウター類を保管するなら、吊るし保管できる「クローゼットプラン」がおすすめ。
■お気に入りの服を綺麗に保管するには「クリーニングパックプラン」
6ヶ月間の保管とクリーニングがセットになった「クリーニングパックプラン」は、管理が難しい革製品や大切な洋服をより綺麗な状態で保管したい方に最適です。
「クローゼットプラン」と「クリーニングパックプラン」も写真で管理でき、クリーニングオプションと1点ごとの取り出しも可能です。
■クローゼットの整理に困ったら「お片付けサービス」
整理整頓が苦手な方は、プロの整理収納アドバイザーに相談しながら、一緒に整理整頓ができる「お片付けサービス」を利用しましょう。クローゼットの整理なら最短3時間ですっきり整います。
※現在の「お片付けサービス」提供エリアは、東京都23区・神奈川県横浜市・神奈川県川崎市です。
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