季節の変わり目で悩ましいことといえば……そう、衣替え。とりわけ困るのが、コートやダウンジャケットといったアウター、ニット類、厚手のパーカーといった冬服の取り扱いです。冬物は丈の長いモノ、ボリューム感があってかさばるモノが多いので、収納場所に困ることが少なくありません。
そんなときにおすすめしたいのが“宅配型トランクルーム”のminikura(ミニクラ)に冬物を預けてしまう方法。単に預かってもらうだけでなく、クリーニングを頼むこともできるからラクチン。温度や湿度が一定に保たれた環境で、専門スタッフが適切に保管してくれるから、傷みやすい素材を用いたものも多い冬物でも安心して任せられます。
ここでは、衣替えにまつわる整理のコツなどと合わせて、minikura(ミニクラ)を活用しながら上手にワードローブを管理する方法を紹介していきましょう。
目次
衣類をしまうときに気をつけたい「禁じ手」4選
衣替えは季節に応じて衣類を分類・整理し、使うモノはすぐに使える状態に、使わないモノはきちんと収納された状態にする作業です。とくに気をつけたいのは、モノをどのように収納しておくか、という点。適切な方法でしまっておかないと、再び取り出した際に問題が生じることがあるので、注意が必要です。
以下、衣類を保管するときの留意点──衣類保管の「禁じ手」をまとめていきます。
■禁じ手1:汚れをしっかり落とさずにしまう。
衣類を洗わずにしまい込み、長期間放置するのはNG。服に残った汚れは、虫食いやカビの原因になります。また襟回りや袖口といった肌に直接触れる箇所を中心に、目立つ黄ばみ汚れを生じさせてしまいます。
黄ばみの原因となる皮脂や汗は、想像以上に衣類に付着しているもの。たとえ一度しか着用していなくても、洗濯をしてから、もしくはクリーニングに出してからしまうべきです。
■禁じ手2:衣類の素材や用途に応じた収納方法を守らない。
衣類を長期保管するとき、なんでもハンガーにかけておいたり、すべて畳んでしまい込んでいませんか。衣類は用途や素材に応じて、適切な収納方法も変わってきます。
スーツやコートは畳んでしまっておくとシワがつきやすく、型崩れを起こしやすいもの。跡が残っても元に戻しにくいので、ハンガーにかけて保管しておくほうがいいでしょう。さらに、ひと言でハンガーといっても、強度が弱かったり、サイズが合っていなかったりすると型崩れの原因になるので、つくりがしっかりとしていて、肩幅などのサイズに合ったジャケット用ハンガーにかけておくほうが無難です。
また、ワイシャツも長期間畳まれた状態で置いておくと、なかなか取れないシワが付いてしまうこともあるため、ハンガー保管を好む人も多いようです。正しい畳み方ができればシワも気にならず、コンパクトに収納できますが、畳む手間などを考えると好みが分かれるところでしょう。
さらに、シルク素材の衣類は型崩れやシワが生じやすく、ハンガー保管を選択するほうがいいようです。
一方、畳んで保管するべき衣服の代表格がニット類。編み目が粗いため、ハンガーにかけてしまうと伸びて型崩れしやすいのです。ハンガーから外してみたところ、肩の部分がボコッとふくらんでいた……なんてことになったら目もあてられません。
ハンガー保管か、畳み保管か、迷ったときは生地をチェック
ハンガー保管すべきか、畳み保管すべきか、どうしても判断に迷ったときは、生地にも注目してみましょう。「織物」か「編物」か、という着眼点です。
・織物(ハンガー保管向き):タテ糸とヨコ糸の2本の糸をピッシリと交差させて織られた布地。伸縮性に乏しい反面、型崩れしにくい。ワイシャツ、ブラウス、デニム類、スラックス、スーツなど。
・編物(畳み保管向き):1本の糸で編まれた布地。織物よりも糸が緩めに連結しており、伸縮性がある。セーター、パーカー、Tシャツ、スウェットパンツなど。
上記の違いを知っておくと、迷ったときの助けになるかもしれません。とりわけ「生地の伸縮性」は判断のヒントになりそうですね。
■禁じ手3:ぎゅうづめで収納する。
クローゼットやハンガーラックには、ハンガーにかけられた衣類が膨大に並んでいて、まったく隙間がないほど。衣装ケースやダンボール箱には、畳まれた衣類がパンパンにつまっていて、いまにも飛び出してきそう……そんな人はいませんか?
ハンガー保管、畳み保管のどちらを選択するにせよ、適度なゆとりを設けず、ぎゅうづめにしてしまうのは悪手です。通気性の面でも支障がありますし、過度な圧力のせいで型崩れやシワが生じてしまうリスクも高まります。
収納時、どの程度余裕を持たせるかべきは一概にいえないところもありますが、少しでも力を込めて押し込んだり、押さえつけたりしないと収まらない状態であれば、衣類に何かしら問題が発生する可能性がある……そのくらいの感覚で捉えておくほうがベターかもしれません。
■禁じ手4:湿度対策を意識しない。
クローゼットや押し入れのなかは、思いのほか湿気がこもりやすいもの。そのままの状態ではしまった衣類にカビが発生したり、生地の劣化や色褪せが生じたりするリスクがあります。
衣類を長期保管する空間には、除湿剤を忘れずに設置しておきましょう。単に設置するだけで安心してしまわず、2週間おき、1カ月おきなど定期的に除湿剤をチェックして、水が溜まっていたらすぐに交換することを忘れずに。引き出しや箱に入れておくシートタイプの除湿剤も同様に確認し、劣化していたら交換しましょう。
また、衣類をしまう前にはしっかりと乾燥させておくことも重要です。せっかく収納前に洗濯したのに、乾燥が不十分なままではカビや生地劣化の原因となってしまいます。クリーニングから戻ってきた衣類も、数日程度陰干ししてからしまうようにするほうが無難です。
湿度対策ということでは、クリーニングから戻ってきた衣類を包んでいるビニールにも要注意です。ビニール内には湿気がこもります。また、ビニールは静電気を帯びてしまうことがあるので、空気中のホコリなどを吸着し、衣類を汚してしまうケースも。そのまま長期保管してしまうと、カビや生地劣化、色褪せ、汚れを招くことがあるので、ビニールを外してからしまうようにしてください。
面倒な衣類保管もminikuraを活用すればカンタンに
衣類を長期保管する際には、気をつけなければいけない点がいろいろあります。
そして、しばらく使う予定がない衣類を適切に保管するには、それ相応のスペースが必要です。クローゼットや衣装ケースに収まらなかった冬物が、部屋の目につく場所でハンガーにかけられたままになっていたり、ダンボール箱にぎゅうづめにされて積み上げられていたりすると、それだけでストレスになり、快適な日常生活を送ることもできないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、minikura(ミニクラ)です。とかく手間のかかる衣類の整理・保管ですが、minikura(ミニクラ)に任せるだけで問題が一挙に解決してしまいます。
たとえば「minikuraクリーニングパック」は、クリーニングと6カ月の保管がセットになって利用料12,100円の衣類専用保管サービス。
自宅に届けられる40㎝四方の専用不織布バッグに衣類を詰めたら、あとは集荷に訪れた宅配業者に託すだけ。
保管場所に届いた衣類は、minikura(ミニクラ)の専門スタッフにより1アイテムずつ写真撮影された後、すぐにクリーニングされます(最大10点。それを超える場合は、1点につき935円の追加料金)。油溶性の汚れには、水を使わないドライクリーニングで対応します。
クリーニング後の保管方法については、ハンガー保管にするか、畳み保管にするかをバックごとに選択可能。預けた品物はスマートフォンやタブレット、パソコンで写真確認できるため、アイテム管理もカンタンです。