リモートワークが増え、自宅で過ごす時間が長くなったことで、モノにまつわる悩みを抱いている人は多いのではないでしょうか。
特に、モノが多い部屋は、心と体に想像以上のストレスを与えます。「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉があるように、部屋の状態は心の写し鏡です。
今回のコラムでは、なぜモノが多いとストレスを感じやすくなるのか、また心身への影響と、モノを減らして快適な部屋をつくるコツをご紹介します。
目次
モノが多いとなぜストレスを感じやすい?
日々の生活でイライラや焦りなどのストレスを感じるのは、部屋の中にモノが多いからかもしれません。
モノが多い部屋でストレスが増える理由は、以下の4つが考えられます。
- 脳が刺激されるから
- モノに注意力を奪われるから
- 探し物が増えるから
- リラックスしづらいから
一つ一つ、詳しく解説します。
脳が常に刺激され続けるから
床や廊下にモノが乱雑に積まれているのを見て、イライラした経験はありませんか?これは脳が視覚的な刺激を受けているのが原因です。
本来、脳は整った状態を好み、無秩序な状態を嫌う性質があります。そのため、モノであふれかえった部屋は脳にたくさんの刺激を与え、ストレスにつながってしまうのです。さらに脳がたくさんの情報をキャッチする必要があるため、認知に影響を与えて集中力が下がることもわかっています。
モノに注意力が奪われて疲れるから
いざ仕事をしようと思ったとき、デスクが散らかっているだけで注意力が低下して、作業がはかどらず、ストレスを抱えた経験は誰にでもあると思います。これは目の前のモノに気を取られて注意力が低下している状態です。今やらないといけない大事なことに集中できなくなり、無駄に時間を浪費し、気疲れしてしまいます。
探し物がすぐに見つからず時間に追われるから
所有するモノが多いと、それだけ管理しなければならないモノが増えます。当然、すべてのモノを管理しきれなくなり、探し物が増えてしまいます必要なときに必要なモノをすぐに取り出せません。
探し出すのに余分な時間がかかると、イライラの原因につながります。探し物の代表例は、家のカギやリモコン、文房具、必要な書類、ケーブルなど。これらは定位置が決まっていない場合が多いことも見つかりにくくなる要因です。
リラックスしづらいから
部屋にモノがあふれている状態では、リラックスするためのスペースを確保できません。特にくつろぎの場であるリビングや寝室に服や小物が乱雑に散らばっていると、脳が感じる刺激が増え、心も体もリラックスしにくくなります。
さらには片付けできていない罪悪感に襲われ、気持ちがふさぎ込むことも少なくありません。このようなネガティブな思考になると、疲れが取れにくくなり、ストレスが溜まる原因になります。
モノが多いことによるストレスの心身への影響
たくさんのモノに囲まれた生活によってストレスが積もり積もると、心身に悪影響が出ます。
具体的には以下のようなことです。
- イライラしたり怒りっぽくなったりする
- やる気が出ない
- 自己肯定感が低くなる
- 衝動買いしたくなる
- 睡眠の質が下がる
イライラしたり怒りっぽくなったりする
片付けは一朝一夕で終わることではありません。モノが多い部屋ではさらに時間がかかり、片付けようとしてもどこから手をつけたらいいかわからず、イライラが募る一方です。
「片付けたいのに、ちっとも片付かない」というジレンマから、モヤモヤが溜まって怒りっぽくなることもあります。特に家族と同居している場合は、部屋が片付かないうっぷんを相手にぶつけてしまい、人間関係も悪化してしまうこともあるでしょう。
やる気が出ない
ストレスを感じ続けると、それだけエネルギーが消費されてしまい、家事や掃除などの日常のあれこれをこなす気力がなくなってしまいます。
すっきりした部屋で生活すると脳のストレスが少ないため、モチベーションがなくても簡単に行動できますが、散らかった部屋ではエネルギーが不足気味になってしまうのです。そうなると余計にやる気がなくなり、片付けが進まずストレスが溜まる一方です。
自己肯定感が低下する
最近はシンプルな暮らしに注目が集まり、SNSできれいに整った部屋を見かけることが多くなりました。そんな他人の部屋と自分の部屋を比べ「できない自分」を責めて、自己肯定感が低くなり、自信がなくなることがあります。
自己肯定感の低い人は自分のことを雑に扱う傾向にあり、部屋にモノを溜め込んでしまう可能性も大。また、汚部屋は不安や焦りなどの心理的なストレスを引き起こしやすく、うつ病などの精神疾患の原因になることもあります。
衝動買いをしたくなる
家の中が散らかっていると、居心地が悪いため外出の機会が増えます。暮らしのストレスを買い物で発散させようと、必要ではないモノを買いすぎてしまうケースもあるでしょう。
買い物がストレス解消につながるのは、ドーパミンと呼ばれる快楽物質が出て幸福感を得られるからです。しかし、この幸福感は持続しないため、またすぐに買い物をしたくなるのが厄介です。買い物に依存すると、モノが増えてお金は減るループに陥り、ストレスが悪化してしまいます。
睡眠の質が下がる
ごちゃごちゃした寝室で寝ると、睡眠時間は十分なはずなのに目覚めが悪い……という経験はありませんか?散らかった部屋では興奮状態や緊張状態が続くため、寝る前もリラックスできず、睡眠の質が下がります。
特にブルーライトを発する電子機器がベッド周りに転がっている場合は要注意。ついつい寝る直前まで画面を見てしまい、寝つきが悪くなります。また、部屋に家電が多い場合もノイズ音によりストレスを引き起こす可能性があります。
モノが多いことによるストレスを解消する方法
1日でも早くモノが多い部屋から脱出してストレスを解消するには、片付けはもちろん、買い物ルールを決めることや日々の小さな習慣を積み重ねることも大事です。
ここからは、モノを減らして整った部屋を作るための3つの方法をご紹介します。
不要なモノと必要なモノに分ける
ストレスを減らすには、少しでもモノを減らすことが大事です。まずはモノと向き合い、不要なモノと必要なモノに仕分けしていきます。不要なモノと判断したらゴミ回収に出し、家具などの大型のモノは不用品回収業者に依頼しましょう。
「どれが不要なモノかわからない」という場合は、「1年以内にまた使うことがあるか」「理想の人生に必要なモノか」などと基準を設けて考えてみてください。自分のモノに対する考え方を見直すと、必要なモノがはっきりします。
モノを増やさないルールを決める
片付けをしても、頻繁に買い物をしていればモノはすぐに増えます。買い物のしすぎを防ぐコツは、モノを増やさないための自分なりのルールを決めておくことです。
例えば、新しいモノを購入する前に「欲しいモノリスト」を書き、本当に必要かどうかを検討します。欲しいモノを紙に書き出すことで、冷静な判断ができるためおすすめです。
もしネットで買い物をするときは、買い物カートに入れて1週間くらい保留すると衝動買いを避けられます。時間が経つと「もう欲しくなくなった」ということも意外とあるかもしれません。
掃除や整理整頓を習慣化する
捨てること・買わないことと同様に、毎日のちょっとした心がけを習慣にすることも快適な部屋づくりに重要です。特に意識したいのは日々の掃除や整理整頓。こまめに部屋をきれいにする習慣が身につけば、ストレスを感じにくくなります。
最初は続けやすい小さな習慣から身につけていきましょう。例えばこんな習慣です。
- 毎朝5分間、拭き掃除をする
- 帰宅したら10分だけ整理整頓する
- 寝る前にテーブルの上を片付ける
小さなことでも続けることで、キレイな部屋をキープできます。
minikuraを活用して、心も体も整う部屋づくり
今回は、モノが多い部屋に住むことでストレスが増える理由と心身への影響、ストレスを解消するための快適な部屋づくりのコツをお伝えしました。
毎日を過ごす部屋が整っていれば、ストレスは減り、日々の幸せ度がアップします。
そうはいっても、片付けが苦手な人や時間がない人には、モノの整理は腰が重い作業かもしれません。
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ここからはお悩み別にminikuraの活用例をご紹介します。
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