レコードはデリケートなアイテムのため、保管にも注意が必要です。
最近レコードに興味を持ち購入した方の中には、「レコードの保管方法がわからない」という方もいるかもしれません。また、古いレコードをコレクションしている場合、上手に収納できず困ることもあるでしょう。
今回は、レコードを長く楽しむための適切な保管方法と注意点、劣化させないためのコツをお伝えします。さらに自宅でレコードを管理できない方向けに、便利な宅配型トランクルームもご紹介します。
目次
レコード(アナログレコード)の性質
まずはレコード(アナログレコード)の性質をご紹介します。
- 歪みやすい
- 汚れや傷がつきやすい
これらの性質を理解した上で、レコードの取り扱いや保管に気をつけてみてください。
歪みやすい
レコードは塩化ビニール樹脂という素材でできており、熱によって変形する性質があり歪みやすいのが特徴です。レコードに歪みがあると、針がレコード盤の溝をなぞれなくなり音飛びを起こしてしまうことがあります。
さらに再生に支障があるレコードは、価値が下がり、将来的に査定を出そうとしたときに買取価格が低くなる可能性もあるため、保管には注意が必要です。
汚れや傷がつきやすい
レコードはホコリなどの汚れがつきやすいという特徴もあります。なぜなら、塩化ビニールは静電気を持ちやすく、ホコリを吸い寄せやすいからです。レコードプレーヤーがレコードについたホコリの振動を読み取ると、ノイズの原因となります。
さらに厚みが1.5mm〜2.0mmほどのレコードは、床に落としただけで傷ついてしまうこともあるほどデリケート。レコードに傷がついてしまうと、音楽を再生したときにノイズが入ることもあり、取り扱いには十分注意が必要です。
レコードの保管方法に関する注意点
レコードを保管する際に、必ず注意したいポイントは以下の3つです。
- 直射日光が当たらないようにする
- 湿度と温度を調整する
- 重ねて置かない
レコードを正しく保管できているか、ぜひチェックしてみてください。
直射日光が当たらないようにする
熱に弱いレコードを保管する際は、窓の近くを避け、直射日光が当たらないようにしましょう。直射日光の熱によりレコードが変化するおそれがあり、外気と室内の温度差によって結露が生じる可能性もあります。
また、レコード盤と同様、紙製のジャケットも直射日光に弱いです。
湿度と温度を適切に保つ
レコードは高温多湿の環境が苦手です。保管場所の温度が30度以下になるよう調整しましょう。室温が30度を超えると、レコードが変形する可能性が高くなるため、暖房器具や白熱電球にも近づけないことも大切です。
押し入れやクローゼットは湿気が溜まりやすいため、レコード保管には適していません。そして夏場は、遮光カーテンなどを使って留守の間も高温にならないように工夫したり、エアコンの除湿機能を使って湿度が上がりすぎないようにしたりしてください。
重ねておかない
レコードショップでは縦にレコードが並べられていますが、これには理由があります。レコードは横にしたまま重ねると、積み上げられたレコードの重みによって、下のレコードに反りや歪み、割れや傷が発生してしまうのです。
斜めに傾いているだけでもレコードに負担がかかり、ジャケットに跡がつくケースもあります。
レコードの状態を維持するための保管方法
ここからは、レコードのコンディションを維持させるための保管方法のポイントを4つご紹介します。
- クリーニングする
- 保管袋に入れる
- 垂直に立てておく
- トランクルームを利用する
具体的な対策もご説明します。
クリーニングする
クリーニングするレコードの状態を良くするためには、クリーニングが欠かせません。指紋などの皮脂汚れはカビの原因になり、音質にも悪影響を及ぼします。定期的なクリーニングを行い、カビ発生のリスクを抑えましょう。
レコードのクリーニングには、自宅で手入れする方法と専門業者に頼む方法があります。自宅でクリーニングする際は、レコードクリーナーを使うと綺麗に汚れが落ち、作業もスムーズです。このとき触って指紋がついてしまわないように気をつけてください。
レコードの数が多く、自分で全て手入れをするのが難しい場合は、レコード洗浄クリーニングサービスを利用すると良いでしょう。
保管袋に入れる
クリーニング後のディスクは、必ず内袋に入れるようにしましょう。レコードの内袋は、丸底タイプのものが形がフィットしておすすめです。
そして、内袋にレコードを入れた後は、ジャケットごと保管袋に入れます。レコードジャケットは湿気を吸い取りやすいため、レコード本体だけではなくジャケットも袋に入れておくと安心です。
レコードの保管に適しているのは、レコード専用のOPP袋です。レコード専用のOPP袋にはLPレコード、SPレコード、EP レコードの3種類があります。OPP袋は透明のビニールカバーのためジャケットが見える形で保管でき、ホコリや指紋をつけずに済みます。
垂直に立てておく
レコードは「まっすぐに立てて保管する」のが鉄則です。先ほどお伝えした通り、レコードを横にした状態で積み重ねると、歪みや反りの原因になります。
レコードを立てたまま保管できる収納アイテムやアイデアをご紹介します。
- レコードディスプレイラック:ジャケットを見せながら、大量のレコードを収納できる。
- 仕切り付きのレコードラック:サイズが小さめで省スペース。並べたり積み重ねができるボックスタイプが便利。
- ウォールシェルフ:壁に立てかけて収納できる収納棚。レコードの枚数が少なめの方向け。
- レコードコンテナ:持ち運びがしやすく、大量のレコードを保管するのに最適な収納ボックス。最近ではデザイン性を重視したコンテナや折り畳み可能な商品もあります。
レコード専用の収納棚はジャケットを綺麗にディスプレイでき、おしゃれなインテリアとしても重宝します。DIYが得意な方は、好みの木材を使って自分だけのウォールシェルフやレコードラックを手作りしてみるのもいいですね。
トランクルームを利用する
部屋に適した収納スペースがない場合、自宅で綺麗に保管するのは難しいものです。
大切なレコードの劣化を防ぐためには、温度・湿度の管理を徹底しているトランクルームの活用がおすすめ。
例えば、宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」の倉庫では、24時間365日欠かすことなく空調コントロールを行っており、レコード保管に最適です。さらにminikuraの倉庫は、デリケートなワインや美術品の保管も行っている寺田倉庫が運営しているため、大切なレコードを安心して預けられます。
また、通常のトランクルームを利用すると、預けるときも取り出すときもお店に行かなくてはなりませんが、minikuraの場合手続きはオンラインで完結し、宅配便を利用して発送・受け取りができるため、重い荷物を持ち運びする必要はありません。
レコードの保管と片付け問題、どちらもminikuraで解決!
今回の記事では、保管が難しいと言われるレコードの性質から保管時の注意点やポイントをご紹介しました。
ただし、自宅でどれだけ気をつけていても、保管環境を維持しない限り、レコードのコンディションは悪くなる可能性があります。また、レコードを大量に持っている場合、スペースがないと片付けに困ってしまうものです。
レコードの保管と片付け問題を解決するには、宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」がおすすめです。レコードに適した保管環境が整っているminikuraに預ければ、暑い季節や長期で自宅を留守にするときでも安心。
また、minikuraの利用方法は、インターネットで申し込み、箱にモノを入れて送るだけで、とてもシンプルです。収納スペースからはみ出したレコードをminikuraに保管すれば、新たに収納スペースを作る必要もなく片付けが一気に進みます。
「毎月の負担が増えるのでは?」と気になっている方もいると思いますが、初期費用は0円、もっともリーズナブルなHAKOプランなら、月額320円〜と気楽に続けやすい料金設定となっています。
写真撮影サービス付きの「MONOプラン」なら預けたレコードを1点ずつ写真で確認できます。minikuraに保管しているモノはリストになっているため、レコード管理も一目瞭然。いつでもコレクションを眺めることができます。
さらに1枚から取り出しできるため、聴きたいと思ったレコードをすぐに手元に戻せます。
レコードを少しでもいい状態で長持ちさせるために、一度minikuraを活用してみませんか?