革靴は頑丈そうな見た目に反して、実はとってもデリケート。ケアを怠るのはもちろんですが、靴箱にぎゅうぎゅうに靴が押し込んだまま保管すると、見た目にも機能性にも悪影響が出てしまいます。

だからこそ革靴を劣化させないためには、普段から靴箱を整理しておくことが大事です。

これから革靴を長期保管したいと思っている方に、革靴の劣化を防ぐ方法から保管に必要な道具、長持ちさせるためのコツをご紹介します。

革靴やそのほかの靴が多すぎて困っている方は、今回ご紹介する宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」もぜひチェックしてみてください。靴箱をスッキリ片付けたい方にもおすすめのサービスです。

革靴を長持ちさせる方法

いつのまにか革靴がヘタっていた……といった事態は避けたいもの。少しでも革靴を長持ちさせるには、以下の5つを意識して行うことが大切です。

1.型崩れ対策をする

2.ブラッシングする

3.除湿剤を使う

4.靴箱に靴を入れすぎない

5.陰干しする

注意点とともにご説明します。

型崩れを防ぐ工夫をする

革靴は型崩れしやすく、一度シワができてしまうと防水効果が弱まり傷む原因になります。また、革靴は汗や雨を吸収すると、形が歪みやすくなるため注意が必要。

型崩れ防止対策として、革靴を使用後はそのまま置きっぱなしにせず、靴の形を整えるためのシューキーパー(シューツリー)や丸めた新聞紙などを入れておくのが効果的です。

ブラッシングして汚れを落とす

靴についたホコリをとるには、定期的なブラッシングが大切です。溜まったホコリは見た目が悪くなるだけではなく、靴が乾燥することで素材の傷みを引き起こします。

もしブラッシングしても汚れが目立つときは、革製品専用のクリーナーや靴専用のリムーバーを使って汚れを拭き取りましょう。

靴箱には除湿剤を入れる

革靴の劣化を防ぐには、保管場所を整えることも欠かせません。靴箱内は空気がジメジメしやすく、湿気が高くなりやすい場所。湿気はカビや雑菌の増殖を招きます。

カビや菌を増やさないためには、

・靴箱に置き型の除湿剤入れる

・靴を購入時についてくる薄紙を革靴に巻く

・除菌効果のある消臭剤を使用する

などの対策を行うと安心です。

また、新品の靴を購入した後に紙箱に保管したままにするのも、実はあまりよくありません。紙箱は通気性が悪くなるため、靴用の乾燥剤を入れて湿気が溜まらないように気をつけてください。また、1日1回は靴箱を開けて換気するようにしましょう。

靴箱には靴を入れすぎない

靴箱がパンパンの状態にならないように気をつけましょう。ブーツのような大きなの靴やスニーカーなどを詰め込むと、靴同士が接触し色移りや劣化、カビが増える原因になります。

収納している靴が多い場合は、革靴だけを置く棚板を設置し、靴同士の接触を避けるようにしてください。

陰干しする

しばらく履く予定がない革靴は、陰干ししてから長期保管するのがおすすめです。靴箱に革靴を放置すると、高温多湿や汚れによってカビが生えやすくなります。 

陰干し時に気をつけたいのは日光。日光に含まれる紫外線によって、革が乾燥してダメージの原因になるからです。ベランダやお庭などの風が通りやすい日陰で干すようにしましょう。

革靴の保管に必要な道具

革靴の保管時に必ずそろえたい3種の神器はこちらです。

1.シューキーパー

2.ブラシ

3.保革クリーム

初心者の方向けに商品選びの詳細もお伝えします。

シューキーパー

劣化してほしくない革靴やビジネスシューズには、靴の形を保つためのアイテム・シューキーパー(シューツリー)が必須です。シューキーパーを入れて保管することで、型崩れやしわひび割れなどから大切な革靴を守ることができます。

新聞紙でも代用できますが、水分を吸い込む力は弱いため木製のシューキーパーがおすすめ。木製のシューキーパーは吸湿性に優れているほか、脱臭効果も期待でき便利なアイテムです。また、革靴のサイズに合うシューキーパーを選びましょう。

ブラシ

革靴のブラッシングには、馬毛で作られた馬毛ブラシが最適です。 馬毛ブラシは毛並みが柔らかく素材を傷めにくい特徴があり、靴の隙間や細かい部分の汚れを落とすことができます。保管する前には、馬毛ブラシで汚れをしっかり落としましょう。

保革クリーム

革靴の水分や油分が少なくなると、革が乾燥して劣化するため保革クリーム(靴クリーム)を使ってケアする必要があります。保革クリームにはさまざまなタイプがありますが、伸びやすいテキスチャーの乳化性クリームが一般的です。

クリームでツヤも蘇り、ビジネスシューズとしての印象もよくなります。ただし、クリームの塗りすぎはカビの原因になるため、少量ずつ塗るようにしましょう。鏡面磨きのようなプロ並みのお手入れ方法にチャレンジしたい場合は、靴磨きセットを購入してもいいでしょう。

革靴を長持ちさせるためのコツ

革靴の管理は難しいと思われがちですが、簡単なことを習慣にするだけでも結果は変わります。

革靴を長持ちさせるためのポイントは以下の4つです。

・毎回靴べらを使う

・履いた後に軽くお手入れする

・月1回は本格的なお手入れをする

・毎日同じ革靴を履かない

それぞれ詳しくご説明します。

革靴を履く際は、靴べらを使う

革靴のケア以外にも、履き方も重要です。

スニーカーのように伸びやすい素材の靴は、靴べらを使わなくても支障はありません。しかし、靴べらなしで革靴を履くと、履き口が変形してしまう恐れがあります。長く愛用するために毎回靴べらを使用しましょう。

履いた直後に軽くお手入れする

革靴を履いた後は、その日のうちに汚れを落とすことを習慣づけましょう。ケアを怠ると汚れや傷が目立つようになり、修繕できない状態になることもあります。

しかし、毎日こまめにケアすれば汚れや傷みに素早く対処できます。玄関先にブラシを置き、毎日ささっと汚れを落とすといった簡単なやり方から始めてみてください。

月に1度は本格的なお手入れをする

ペースによりますが、栄養不足により乾燥することでひび割れを起こす場合があるため、月に1回は本格的なお手入れをするのが理想です。

■革靴のお手入れの手順

  • ブラッシング:ブラシでホコリを落とす
  • クリーナーできれいにする:不織布などのクロスで優しく汚れを落とす
  • 保革クリームを塗る:革靴全体にクリーム少量を馴染ませる

また、雨の日に革靴を履く際は、出かける30分前を目安に防水スプレーをかけ乾燥させると、防水効果が高まります。

このようにメンテナンスをすれば革靴は長持ちしますが、すでにダメージがある場合はプロにお任せするのが一番です。

毎日同じ革靴を履かない

革靴は1日入ったら休ませると言うのが鉄則。なぜなら汗をかいて濡れた靴を毎日履くと、湿気が抜けきれず雑菌が増殖してしまうからです。

同じ革靴を2日連続で履かず、ローテーションで回すようにしましょう。できれば3足以上は用意し革靴を2日休ませると安心です。

革靴の長期保管とカビ対策にはminikura

今回は、革靴を劣化させない方法と保管に必要な3つの道具、長持ちさせるコツについてご紹介しました。

しかし、靴箱内に靴がぎっしりと入っている状態では、いくら革靴をしっかりケアしてもカビの発生やダメージを抑えるのは難しいでしょう。靴の整理をしたくてもスペースが足りないという問題もあるかもっしれません。

そんなときは宅配型トランクルーム「minikura(ミニクラ)」に「今は使わない靴」を預けてみてください。minikuraとは、専用ボックスに預けたいモノを入れ、宅配便で送るだけで長期保管できる便利なサービスです。

しかもMONOプランなら、預けてある靴の画像をウェブ上で簡単に確認でき、必要なときに1足ずつ取り出しが可能なので、オンライン靴箱のように便利に使うことができます。

さまざまな活用ができますが、ご提案したいのは、季節ものの靴や特定のイベントで使う靴をminikuraに預け、必要なときに取り出して靴を入れ替えるという方法。そうすれば靴箱内にゆとりができ、保管環境も改善します。

さらにminikuraの倉庫内では、24時間365日欠かすことなく空調管理が行われ、カビが発生しにくい環境がそろっているため、管理が難しい革靴の保管にも向いています。

しっかりお手入れしてから保管したいという方には、革靴にも対応している靴のクリーニングオプションもおすすめです。熟練した専門スタッフによって除菌・消臭効果のあるオゾン洗浄から補修・補色作業、磨き上げまで丁寧に行われます。

高価な革靴だからこそしっかりケアして正しく保管したいものですね。お気に入りの革靴をカビでダメにしてしまわないように、今は使わない靴はminikuraに預けてしまいましょう。

minikuraとは

誰でも簡単に収納場所を増やせる宅配型トランクルームです。

  • 手軽に使える

    1箱320円/月~利用しやすい料金。お申し込みからお預け入れまで自宅で完結。

  • 預けた後も便利

    必要になった時の取出しやクリーニングもスマホやPCで楽々お申し込み。

  • 安心の保管環境

    1950年創業の寺田倉庫が運営。
    美術品、ワイン保管で培った保管品質をご提供。

おすすめのプランはこちら

MONOプラン(撮影あり)

アイテム撮影付きで、1点ずつ取り出し可能。
1箱に色んなものを詰めた場合など、1点ずつ管理できるので便利です。
クリーニングやYahoo!オークション出品などのオプションもご利用いただけます。

月額保管料
380円/月~
1年未満の箱ごと取り出し送料※
1,100円
1年以上の箱ごと取り出し送料
0円

入庫月から3ヶ月に満たないボックスのお取り出しは、通常の取り出し料金に加えて「早期取り出し料金」が発生します。
アイテム単位のお取り出しには、早期取り出し料金は発生しません。詳しくはこちら

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